第92話「愛」
観応元年(貞和六年)十月二十六日。
足利尊氏の実弟・足利直義は極度のブラザーコンプレックスであった。
直義は高師直(一般人の想定する仮名手本忠臣蔵で吉良上野介の代役にされた人物を指す言葉。ぶっちゃけまるで関係がないのだが、当時は吉良の実名を出すことが憚られたので師直が吉良役を演じさせられた)よりもずっと自分の方が兄上の右腕に相応しいと考えていたが、尊氏の方はそうは思っておらず、部下である高師直が起こしたクーデターに対する和平交渉を口実に一方的に弟を室町幕府の政権から排除した。実はこれは師直のクーデターそのものが弟を疎んだ尊氏と師直による猿芝居であり、尊氏は弟のことなどすっかり忘れた様子で師直と蜜月の日々にあるという真偽不明の噂が流れ始める。噂を信じた直義は嫉妬のあまり室町幕府(北朝)と対立する南朝に降伏すると称して亡命し、愛する兄上と一戦交えることを決意した。
だがいきなり長いレールガンをもった女子高生がやってきて、とにかくすごい攻撃で関係者全員を女子高生にした。
しかしBL勢の猛反発を受けて渋々元に戻した。
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