第32話 保護される魂
ユリカ:死者の魂捜索のスペシャリストである死神の捜査の目を掻い潜り監禁される天界女優ストーカー事件の容疑者。マトさん達は死神さえ苦戦した魂の行方を突き止めたんだけど、どうやって見付けたんだろうね?
魔界時間12:05 ポリスティア合衆国内 魔界宇宙国際警察
『取調隣室』
結衣:お待たせ!
マト:大丈夫ですよ、こちらも今着いたところですから。
セイ:ま、ウチらなら余裕っしょ♪
ヨシノ:セイ、殆ど何もしてない。
セイ:ちょっ!ヨシノちゃ〜ん、それ言わないでよ〜!
マジックミラー越しに隣の取調室を見る結衣
結衣:彼がそうね。
マト:はい、女優ストーカー事件の容疑者に仕立て上げられたエンゼリウス社元常務取締役のヴァイク・グローヴィン氏です。
結衣:やっぱり罪を着せられてたんだ。
???:す、すみません。遅れました!
ヨシノ:誰?
ユリカ:この人はね、おやっさん直属の部下でヒロ・法師刑事なんだけど。これがまたとんでもない幸運の持ち主なんだよ♪
ヒロ:おやっさん、だ〜いぶ遅れてすみま・・・あれ?おやっさんは?
結衣:特権科の法師刑事ですね?地獄界検事局の朝珠結衣です。
ヒロ:うおっ!あ、貴女は法曹界の剣⁉︎は、初めて生で見ました!
セイ:いや〜、姐さん有名人っすね〜♪
結衣:法曹界の剣なんて厨二みたいで私はあんまり好きじゃない。あ、おやっさんならこれから事情聴取よ、ホラ。
『取調室』
ゲン:エンゼリウス社元常務取締役、ヴァイク・グローヴィンに間違いないにゃ?
ヴァイク:・・・はい。
ゲン:先ずは事実確認だが、アンタは本当にシンディさんに関係を迫ってないんだにゃ?
ヴァイク:・・・はい。
ゲン:芸能界とのエンゼリウス社との橋渡し役というポジションを事をいい事に、多くの女優やアイドルと枕営業をしてたのは認めるのだにゃ?
ヴァイク:はい、それは認めます。間違いありません。
ゲン:死の直前の魂は記憶が曖昧だと思うが、よく思い出して欲しいのにゃ。アンタが殺害された時、周りには
ヴァイク:1
ゲン:それは誰にゃ?
ヴァイク:会長の指示で暗くしてて相手も顔を隠してたので分からなかったですが、おそらくあれは営業部のゲイリー・ハンドル部長かと。
ゲン:大事な事だからもう一度聞くが、その受け取り
ハンドルだったんだにゃ?何かそれを証明出来る物はあるかにゃ?
ヴァイク:それは・・・
『隣室』
結衣:法師刑事、聞いたわね?
ヒロ:はい!早速、4界警の鑑識に問い合わせます!
御前裁判へ続く・・・
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