新しくなった「カクヨムからのお知らせ」に関連して ――カクヨムからの警告も届きやすくなる?――
1日遅れの話題で恐縮ですが……。
昨日の「カクヨムからのお知らせ」です。
カクヨム運営からの重要なメッセージなどを通知枠を使ってお送りしていきます
https://kakuyomu.jp/info/entry/notification_message
今回のこれ、私は「カクヨムからのお知らせ」欄で確認する前に、早速送られてきた通知で知りました。おそらく皆様も同じではないでしょうか。
わざわざ「お知らせ」を確認しなくても通知を見るだけで事足りるというのは、本当に便利になりますね!
ただし今回のシステム変更で、まず最初に私の頭に浮かんだのは「少し前から『カクヨムからのお知らせ』は使いにくくなっていたし、だから改善の必要があったのだろう」ということ。
いつかエッセイのネタにしようと考えつつも機会を逸していたと思うのですが、この「少し前」というのは、確か4ヶ月くらい前の話です。私のPCには「スクリーンショット 2022-04-18 12.01.38」というファイル名のスクショ画像が保存されていますから。
その4ヶ月前の画像ファイルは、当時の「カクヨムからのお知らせ」。お知らせタイトルは「カクヨムの最新情報」なのですが、日付が「2030年12月31日」になっていました。
私は最初「カクヨムのミスだろう」と思っていました。うっかり日付を未来にしてしまった、という話だと思ったのです。
ところが、その後の様子を見ていると、どうやらミスではなく故意だった模様。未来の日付を使うことで、常に「カクヨムからのお知らせ」のトップに「カクヨムの最新情報」が居座るようにしておきたかったみたいです。
その後、日付は未来でなく「最近」に変わりましたが、しばらくの間「カクヨムからのお知らせ」のトップは「カクヨムの最新情報」だったと記憶しています。そもそも「カクヨムからのお知らせ」のうち直近2つまでしかトップページ右上には表示されない仕様なのに、そのうち1枠を常に「カクヨムの最新情報」に奪われてしまうと、実質1つになってしまいます。これでは、いちいち「全てのお知らせを読む」をクリックしてお知らせページに行かないと、1つ前のお知らせすら見逃してしまうわけで、とても不便になったと感じていました。
私はわざわざお問い合わせはしませんでしたが、同様の不便を感じて改善要望を出したユーザーもおられたのでしょうね。そのうちに、トップページの「カクヨムからのお知らせ」欄から「カクヨムの最新情報」は消えて、また直近2つのお知らせがトップページに載るシステムに戻りました。
ただし完全に元に戻ったわけではなく、トップページの「カクヨムからのお知らせ」欄には表示されないものの、「全てのお知らせを読む」をクリックした場合の行先である「カクヨムからのお知らせ」ページでは、相変わらず「カクヨムの最新情報」が一番上に表示されています。
例えば現時点でも、日付としては「カクヨムの最新情報」が「2022年8月9日」なのに、それより新しいはずの「2022年8月17日」の「カクヨム運営からの重要なメッセージなどを通知枠を使ってお送りしていきます」や「2022年8月16日」の「カクヨムリワード2022年6月分の付与と、失効について」よりも上に来ています。
しかも記事内容そのものも「カクヨムの最新情報」は長い! 例えば私のPC環境ならば、「カクヨム運営からの重要なメッセージなどを通知枠を使ってお送りしていきます」は2回スペースキーを叩けば下までスクロールされる程度で「カクヨムリワード2022年6月分の付与と、失効について」も3回で十分ですが、「カクヨムの最新情報」の場合はスペースキー5回分です。
これって結構邪魔ではないか。そう感じていたのは、私だけでしょうか?
そんな「カクヨムからのお知らせ」が、この度、通知枠でも送られてくるように仕様変更されました。わざわざ「カクヨムからのお知らせ」ページまで見に行く必要もなくなるのであれば、そこに大きな看板が置かれていても、もう邪魔ではないですね!
以上が、新しいシステムの利点として、まず私の頭に浮かんだことです。
続いて、早速今回のお知らせを具体的に読んでみると……。
まず、
>カクヨム運営からのお知らせを、通知枠(右上のベルマーク)でお送りするようにしました。
と書かれているので、基本的に今後、お知らせは通知で送られてくるようです。
ただし、
>これからキャンペーンや新機能のお知らせなど、見逃してほしくない情報は、通知でもお届けします。
とも書かれているのが、少し微妙ですね。わざわざ『見逃してほしくない情報は』という言葉がある以上、全てのお知らせではなく、カクヨム側が「これは見逃してほしくない」「これは見逃してもらっても結構」というのを選別して、前者だけ通知が来るのでしょうか?
これは少し興味があるので、しばらくの間は「お知らせ」通知と「カクヨムからのお知らせ」ページを比較して、通知されない「お知らせ」もあるのか、もしあるとしたら通知される「お知らせ」と通知されない「お知らせ」の違いは何か、そこもチェックしていきたいと考えています。
今回のお知らせには、他にも興味深い点がありました。
私が「おっ!」と思ったのは、これです。
>この通知を受け取りたくない場合は、アカウント設定から通知をオフに設定することができます。
>ただし、商業化の打診など非常に重要なお知らせについては、この設定に関わらず通知されます。
商業化の打診! とても甘くて素晴らしい言葉ですね。でも私を含めて、多くのユーザーにとっては夢に過ぎない話であり、現実的には無関係なはず。一見そう思えるのですが……。
>なお重要なお知らせについては、本機能の導入以前からメールやサイト上のメッセージを通じてこれまでもお送りしてきました。
と言われれば、話は変わってきます。「メールやサイト上のメッセージを通じて」という言葉を見た瞬間、以前にエッセイに記したこの出来事を思い出したからです。
いつもの通知は大丈夫でも重要な連絡は届かないことがある
https://kakuyomu.jp/works/1177354054889095417/episodes/16816452218554639884
R15ラインを超えているので警告します、というよくある話。
ただし当時は――少なくとも私自身の経験では――、カクヨムのトップページを開いた際に警告が表示されて、詳細はメールにて確認という方式でした。
しかしユーザー側のメール設定次第では、そのエッセイの記事タイトル通り「いつもの通知は大丈夫でも重要な連絡は届かないことがある」という状態でした。だから「トップページを開いた際に警告が表示」だけでは、トップページを経由せずに――PCのブックマークや履歴から――直接カクヨム内の個別ページを開く習慣があるユーザーは警告を見逃してしまうし、メールが届かなければ警告を受けたことに気づかないで終わってしまう。
おそらく、これのせいだったのでしょうね。色々な方々の近況ノートなどを見ていくと、時々「何の連絡もなく突然作品が削除された!」みたいなケースが発生していた原因は。
カクヨム側では連絡したつもりで、ユーザー側でも「連絡されればわかるはず」と思っていたのに、実は連絡が届かない設定になっていて……みたいな行き違いが発生し得るシステムだったのです。
その点「カクヨムのトップページを開いた際に警告が表示」ではなく「通知枠(右上のベルマーク)でお送り」となれば、カクヨム内のどのページであれ、ログインさえすれば伝わりますから、行き違いもなくなるでしょう。
ベルマークからの通知で「大事なご連絡をいたしました。メールをご確認ください」と言われてメールチェックしても来ていなければ、ユーザーの方で「自分のメール設定がおかしいのではないか」と気づくはずです。
自分自身の経験を踏まえて考えると、今回のあれこれで一番重要なのはこの部分、つまり「警告もベル経由の通知で来る」という点。そのように私は感じるのでした。
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