カクヨムコンが始まって一週間

   

 今年のカクヨムコンが始まってから、1週間が経過しました。

 皆様いかがお過ごしでしょうか。


 昨日「カクヨムからのお知らせ」として、『「第7回カクヨムWeb小説コンテスト」12月8日~2月7日はトップページに各部門の日間ランキング上位100作品をランダム表示します』という告知がありました。

 去年トップページに掲載されるのは各部門の上位3作品だけでしたから、それに比べれば、広く様々な作品が宣伝される可能性が出てきました。しかし完全にランダムで表示するのではなく、上位100作品に限定しているのが「いかにもカクヨムコンらしいなあ」と私は感じてしまいました。

 ある程度の読者評価を自力で集められない作品はらない子……。そんなKADOKAWAの姿勢が透けて見える気がするのです。

 ほら、カクヨムコンの長編部門は読者選考で足切りされますからね。とはいえ、応募要項に「読者評価で中間通過できない作品は、編集部は絶対に読みません」と書かれているわけではないので、今までは「少しくらいは拾い上げみたいな感じで、読者評価が基準に達していない作品でも、編集部が読んで通してくれるかも」と淡い期待を抱くことは出来ましたし、実際にそう考えるユーザーもいたようです。

 しかし今年は、Twitterのカクヨム公式アカウントにて、ユーザーからのそのような質問に対して「編集部が読むのは読者選考を通過した作品のみです」と明言されました。

 コンテストとしてのカクヨムコン長編は、読者選考を通過しないことにはスタートラインにすら立てない。そのシステムが、改めて強調された形です。


 とりあえず。

 今年は私は長編の方には参加していないので、そんな話も完全に他人事です。

 では、短編の方はどうでしょうか。

 他の方々の感覚はわからないのですが、私自身の手応えとしては「今年は厳しいなあ」と感じています。

 私にとって、カクヨムコンに短編を出すのは3年目。過去2年間は、どちらも2作品ずつ中間通過しているのですが、それら作品の期間中の星評価を改めて確認すると……。


「カクヨムWeb小説短編賞2019」

『黒いクリスマスケーキ』 ★41

『ある朝トイレに入ったら便器がきれいに消えていた』 ★27


「カクヨムWeb小説短編賞2020」

『WEB作家の隠しごと』 ★40

『さそり座のサンタクロース』 ★16


 ★27や★16で通過した作品もありますが、比較の意味で、中間通過できなかった作品も見てみると。

 私の「中間通過できなかった作品」の上位3作品は、一昨年が★28、★27、★25、昨年が★19、★14、★11。

 つまり、★20では全く安心できません。安泰なのは★40、一応★30あれば安心できる感じでしょうか。

 去年は★1桁でも通過した作品があるそうですが、私自身の最低通過は★16ですから、少なくとも★20は欲しい。どんなに甘く見ても★10は必要と思えてきます。


 以上を踏まえた上で。

 今日までに私が「カクヨムWeb小説短編賞2021」(短編小説部門)に応募しているのは、以下の8作品なのですが……。


『一夜の契り』

https://kakuyomu.jp/works/16816700429065870153


『今日は茶色がラッキーカラー』

https://kakuyomu.jp/works/16816700429079514295


『変わる足あとの謎』

https://kakuyomu.jp/works/16816700429085756784


『私からもありがとう』

https://kakuyomu.jp/works/16816700429121146035


『花ひらく髪飾り』

https://kakuyomu.jp/works/16816700429132642227


『嘘つきな彼と見抜ける私』

https://kakuyomu.jp/works/16816700429133434718


『触りたいけど触れない』

https://kakuyomu.jp/works/16816700429133853773


『素晴らしい劇場』

https://kakuyomu.jp/works/16816700429179933627


 それぞれ現時点での★評価は、★3、★9、★3、★3、★7、★10、★4、★11。

 ★40や★30どころか、★20の作品すら一つもありません。かろうじて★10を超えているのも1作品のみです。

 短編がよく読まれるのは投稿直後のみ。そう思って今年は、カクヨムコン期間が始まるのを待って次々と投稿しているのですが、ここまで★が入らないとは思いませんでした。

 特に、真っ先に投稿した『一夜の契り』は、自分ではとても気に入っている上に、ラストは凄く印象的に書けたと思っていたのに、わずか★3。『花ひらく髪飾り』や『触りたいけど触れない』も中身が濃い作品のつもりですが、それぞれ★7と★4。

 他に、とても自信があった『素晴らしい劇場』は、この中では一番マシとはいえ、それでも★11。全3話でPV13ですから、最後まで読んでくださった方々は4人、それで★11ということは「読まれさえすれば評価される」という意味にも受け取れますが、そもそも読まれなければどうしようもないわけで……。


 最初「カクヨムコン開始直後は皆、長編の読み書きに忙しいから、短編投稿はもう少し遅い時期の方が良かったのだろうか?」という考えも浮かびましたが、改めて確認すると、昨年中間通過した2作品は、12月3日と12月4日の投稿です。投稿時期が早すぎるという理由ではありませんでした。

 ならば、純粋に「面白い」と思ってもらえないだけなのでしょうか?

 こんなことならば、わざわざカクヨムコンの時期まで短編投稿を控えるのでなく、もうカクヨムコン短編への参加も考えずに、もっと前から随時投稿しておけば良かった、と少し後悔しています。


 この様子だと、今年のカクヨムコン短編、私は一つも中間通過できない可能性が極めて高いですね。

 以前に「きれいな法則は守りたい? 崩したい?」と題して、これまでの一次選考や中間選考の通過履歴について、


> 4つずつで少し区切ったように、4コンテストで1セットになっているように見えませんか?

> ネット小説大賞、別のコンテスト、別のコンテスト、カクヨムコン短編。

> この4つが1セットになって、現在2セットまで完了し、3セット目の3番目まで終わったところ……。そのように見えてきました。

> ならば、次はカクヨムコン短編ですね!


 と書きましたが、その法則も、いよいよ崩れそうです。

 理想としては「カクヨムコン短編の前に別のコンテストで一次通過する」という形で法則を壊したかったのに、まさか「カクヨムコン短編で中間通過できない」という方で法則終了になろうとは!

   

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