4,500 vs 2,000!

   

 本日午後0:00ちょうどのツイートで、Twitterのカクヨム公式アカウントが以下のようにつぶやいていました。


>第7回カクヨムWeb小説コンテスト、二日目で早くも応募数3,000作品を突破


>短編部門も1,500作品を突破


 両方合わせて、カクヨムコン全体としては約4,500ですね。

 ここでふと気になったのが、「小説家になろう」のネット小説大賞(なろうコン)です。前々回のエッセイで記したように、あちらも例年カクヨムコンと同じ規模のコンテストであり、しかも今年は開催日も同じ。

 ならば、応募総数の日々の推移を比較できるのですね!

 最終的には同じくらいになるはずですが、増え方には大きな違いがあるのでしょうか?


 カクヨムコンは午前0時スタート、なろうコンは午後0時スタートなので、同じ「二日目」でも36時間と24時間の比較になりますが、あちらはタグとして応募キーワードをつけるだけの応募方式。応募期間前からフライングで応募する方々もいますし、その分でプラスマイナスゼロと考えましょう。

 さて、同じく二日目のお昼頃、ネット小説大賞(なろうコン)の応募総数を見てみると……。

 約2,000作品でした。


 4,500 vs 2,000!

 約2倍以上です。昔のアニメの「圧倒的じゃないか、我が軍は」というセリフが頭に浮かんできました。

 この数字を見た途端、まず私が考えたのは、選考形式の違いです。読者選考のあるコンテストと無いコンテストでは、前者の方がスタートダッシュが重要になるのでしょう。

 読者選考期間中に少しでも多くの読者評価を得るためには、早く応募しておくに越したことはありません。一方、ネット小説大賞(なろうコン)は選考委員の判断のみですから、いつ読まれてもあまり違いはないはず。一応、期間中受賞という制度もあるので、その意味では早い方が良いかもしれませんが、期間中受賞を期待できるのは一部の高ポイント作品だけ。あまり一般応募者には関わり合いのない話です。


 第二に、重複応募に関するルールの違い。カクヨムコンは重複応募OKですが、ネット小説大賞(なろうコン)は条件付きOK。重複応募できないケースもある、というルールです。

 そうなると、ネット小説大賞(なろうコン)には「いずれは応募する予定だが、今は他へ応募中だから、そちらの結果発表までは応募できない」という場合も出てくるでしょう。

 例えば私も、同様の理由で、応募予定作品のうち8割くらいしか応募していません。とはいえ、それでも150作品を超えているので、我ながら多すぎると思いますけどね。


 第三に、応募期間そのものの長さの違い。今まで「どちらも1万規模、だから同じようなコンテスト」としか意識していませんでしたが、それこそ前々回のエッセイで記したように、毎年カクヨムコンが約2ヶ月なのに対して、あちらは約3ヶ月なのですよね。

 2ヶ月で1万に達するのと、3ヶ月かけて積み上げる1万。単純に数字的に考えても、毎日の応募総数の増え方は、あちらの方が緩やかになって当然です。


 全て勝手な想像に過ぎませんが……。

 こんな感じで、色々と考えることが出来るのです。複数の大手小説投稿サイトで同じ時期に同じような大きなコンテストが開催されるのは、やはり面白いですね!

   

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