サムスピ……とは 第2話

『ぴょん』


『空中弧月斬』

『ギャア』

『ぴょ』


『斬空扇風列斬』

『ギャア』


『よ、避けられん、何故じゃ?』



『ぴょぴょぴょぴょぴょぴょ』


『ん! 奴の姿が見えん!

奴は、試合中に何処へ行った?』


・・・・・・

30秒経過。


・・・・・・

60秒経過。


・・・・・・

90秒経過。


91……92……93……94……95……96……97……98……99、

『時間切れ!

そこまで!

勝者 覇王(○)』


『う、ウソ~ん!

覇王(○)、貴様~!

空を飛んで場外に逃げるなんて卑怯だぞ!

んなの絶対納得いかんわー!』


『まあまあ、やり方教えるから落ち着きなって。あんたも出来るから……』


『マジで!

すげー! ほ、ほんとだ!!』


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

さて、話をエッセイに戻そう。

今回もサムスピ①の続きだ。

前回の話で僕はスーパーファミコン時代のサムスピを遊んでもう一つ驚いたことがあると言っていた。


ただし、これは元々の仕様では無くて、

僕がある禁忌を犯してしまったのだ。


それは、スーパーファミコンのコントローラーを分解して、十字キー(方向キー)部品の裏面の突起を削り平らにするというものだ。


実はスーパーファミコン時代のサムスピは、

十字キーの上下左右のセンサーで2つ以上の方向を同時に選択してしまうとキャラ移動のニュートラルの位置が少し上に上がってしまう。

読者の諸君も既にお気付きの様に当然これを繰り返すといくらでも画面上に行けるのだ。

更にこれをやりながら必殺技も出せるから驚きだ。

まるで、元々空中戦闘を前提としたドラゴンボ○ルやマーブルVSカプコンの作品を遊んでいる様な気分になる。

しかも、たちが悪いことにサムスピのバグ空中必殺技はどれも当り判定が恐ろしく高くなるのだ。


例えば、覇王(○)が空中で弧○斬を出した時に

相手キャラは地面にしゃがんでいて技にまるっきり触れてないにもかかわらず、攻撃を食らうのだ。

鬼畜すぐる!!


それでは、今回の話の最後に冒頭の続きをどうぞ。

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『ぴょぴょぴょぴょぴょぴょ』


『あ、おい、てめー!

てめーにこの裏技教えたのは俺だぜ?

こんな優しい俺様を差し置いて、

貴様はなに一人抜け駆けしようとしてやがる!

ぴょぴょぴょぴょぴょぴょぴょ』


『ぴょぴょぴょぴょ』


『ぴょぴょぴょぴょ』


『ちょ、お前今どの辺りまで昇ってるんだ? 画面枠の外で全然見えねえよ!』


『我も見えん』


『ちっ!

画面の枠内に入ってないと攻撃も当たんねーのかよ』


『ぬるげどうぜん かつもくせよ!』


『ドーン!!』


「誰やねぇぇーん!」


『勝負あり!

勝者、天草四郎 童貞どうさだ


『え……?

何であの状況で攻撃当たっちゃうわけ?

ねえ?

こんなんチートすぎやん!』







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