天才アマチュア小説家・憮然野郎の憂鬱

◆◆

ある日、天才アマチュア小説家 憮然野郎 氏の元に天然でたまに毒を吐くお手伝いAIのリンドバーグことバーグちゃんがやってきた。



『作者の憮然野郎様! すごーい!

あれからたくさん書けてますね♪

本当によく頑張って書かれましたね〜♪』


「ふふ〜ん♪

でもな、これぐらいの努力してる作家志望の奴らなんて山ほどおる訳やし、それほど珍しいことでも無いんやで〜♪」


『いえいえ、本当に珍しいです!

この見事なまでに解読の難解な


「やかましー!!!!


じゃあ、これはどうや?

ワイがさっき頑張って書いた中での最高の自信作や!」


『本当ですか〜?

オススメいただきありがとうございます~♪

どれどれ……。


【妻にも負けず】

《妻にも負けず、部下にも負けず、ワイが家庭内で唯一安らげる聖地ねどこへの飼い猫による不法占拠にも負け~//~ない、そういう男に、私はなりたい……》


・・・・・・、


あの、おじさん?』



「なんや?」



「※キャャ〜!

(↑まるで、同級生の男の子にお風呂を覗かれた女子のように驚くオッサンのキモ高い声)

……、

怖っっー!!!」


『あれ?

あの、おじさん?

急に……、どうしたんですか?』


「どうしたって、そりゃ……」


『まるで、今まさに猛獣のライオンに鋭い牙を見せつけられた子うさぎのようにガタガタ震え私から後退りなんてされて……』


「だって。

お嬢ちゃん!

あ、あんたさっき確かに、

一瞬

わな!?」


『はい?』


「『はい?』

ってその白々しい反応は何や?

さては、そうやってしらばっくれて事実をうやむやにしたいんちゃうか?」


『さて、なんのことでしょうか?

私ロボットだからその点はよくわかりません』


「あんた。自分が美少女かつAIであることをいいことに、微塵も反省する気無いやろ?」


『はい!!

よくわかりましたねー♪』


「だめだこいつ。

早くなんとかしねえと(汗」


『次の話いきますよ?

【クレームの多い銀河鉄道】

え?

なになに、

《ジャパン児がカンパニーの人らと一緒に、

赤字経営の銀河鉄道で働き苦労する話》……って、

あらら。


おじさん?

宇宙を舞台にそっち方面頑張っちゃいましたかぁ〜』


「悪いか!?」


『いえいえ。

おじさん一人、孤独で寂しい人生に今まで何があったのか私は知りませんし、全くこれっぽっちも興味ありませんが……、


「ビクッ!

ハ、ハイッ!」



「ハイ!

イエッサー!」


「と、言うわけで、今世がもう絶望的で救いようの無いおじさんは、

もういっそのこと来世に期待してください、

ね♪」


「グ、グサーッ!!

お嬢ちゃん、あんたなぁ?

キャラ変わってても、変わってへんでも

結局ワイに容赦無いのは一緒やん!!

それに、そげなフォロー入れられて

ワイが元気出せるかー、ボケ!」


『あれ〜?

聞こえない?

おかしいなぁ〜?

集音器関連のパーツの故障かな?』


「わざとらしいわー!」

『ああああああー!

おじさんが何て言ってるか私全然聞こえなななななーい!

え~と最後は

【風邪だ またサボろう】

…………』


「ん!?

何や?」


de てぃま


◆◆

話の舞台は変わる。

ここは女学生真智の部屋。


そらと真智、2人の少女は10インチタブレットを囲みweb小説を読んでいた。


「ふがふが!

今読んだこの作品が作者憮然野郎が書いたカケヨメ3周年記念のお題ショートショートと言うわけだな?

ふが~ん成る程!

リンドバーグって娘、なかなか味なことを……」


宙は自分の顎を……ではなく、

顔の名状しがたい場所の固形物を……

指先で遊びながら、

やたらと感心していた。


宙「もごもご、むずむず、ぐりぐり?」


真智「※」


…………。


「ふんがぁ~、ふ・ん・が!、ふが?」


真智「※」


…………。


「ふんがー!!!」


真智「




この日、

とある惑星の1人の変態少女の暴走を発端とした

銀河規模での因果の無限ループが観測された。



※↑


どうしてこんなことになったのか、


にはわかりません。


これをあなたが読んだなら、その時、私は10日目お題ショートショートをもう一つ書くためのアイデアを探してこの作品にはもう興味無いでしょう。

…作品タイトル『天才アマチュア小説家・憮然野郎の憂鬱』を気まぐれでもう一度見直すか、見直さないかの違いはあるでしょうが……。


これを読んだあなた。


どうか彼女に……、


内心では


ぶっちゃけ誰かのツッコミを期待して


ウホォウホォ言っている宙に


ツッコんであげてださい。



それだけが私の望みです。


作者




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