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菖蒲あやめ

カクヨム

 やあ、ようこそ『カクヨム』へっ! ――キミの名前は? うん、うん。『コレカラ』さんっていうんだね?


 ぼくはカタリ。みんなご存知、カタリィ・ノヴェルさ。『カクヨム』っていう島の住人のひとりにして、配達人って役割を与えられているんだ。

 えっ? ぼくのことを知らないって? そっか。ってことは君は……、初めてこの島に来たってことだね? カクヨムのことをどこで聞いたんだい? えっ、そうなんだ。この広い広い『ワールド・ウェブ』を旅行していて、たまたまココに辿り着いたんだ? すごいやっ、それだけでも十分『モノガタリ』になるよっ!



 ここは『カクヨム』!『モノガタリ』が大好きなひとたちのための島さ!



 ここにはたくさんの『カクヒト』たちが住んでいて、『ヨムヒト』たちが毎日、飛空艇に乗ってやって来るんだ。飛空艇には『トリ』っていうヤツがいてさ、ソイツが自転車を漕ぐみたいに飛空艇を操縦して、毎日多くのヨムヒトをこの島に連れて来るんだ。だから毎日、大忙しってわけ。


 ほら、見てよっ! ぼくのカバンの中っ! この中には、無限のモノガタリが入っているんだっ!


 綺羅星のようなモノガタリの数々。これはね、カクヒトたちが毎日カクヨムで紡ぐモノガタリのほんの一部。ぼくはモノガタリをひとからひとに届けながら、そのひとにとっての『至高の一篇』を探すお手伝いをしているんだよっ!

 ほらっ、これは『異世界転生』、これは『SF』、これは『ミステリー』! ほかにも『恋愛』や『ラブコメ』、『エッセイ』や『歴史』……! わわっ、モノガタリがこぼれちゃったよ~っ。


 へへっ、でもいいやっ。カバンに入っているものだけがすべてじゃないもんっ! むしろ、誤配達や荷物をそこらじゅうに落としちゃうくらいが面白いんだよ。だってさ、モノガタリとヨムヒトって、どこかで勝手に出会っちゃうものだからっ! なーんてっ。へへっ。

 わ、雲の上にも面白そうなモノガタリがあるっ。……よっ、と。このモノガタリをカバンに入れて、っと。誰か、読んでくれないかなあ。ほらっ、きらきらしてるでしょっ?

 配達人とはいってもさ、実は決まったルートがあるわけじゃないんだ。ぼくはモノガタリを運んでいるけれど、モノガタリたちもきっと旅に出ていろんなひとたちに出会いたいんじゃないかなっ!


 さあ、キミもこの島を自由に探検して、キミだけの至高の一篇を探してよっ!


 ――え? ああ、はじめてだから、探検の仕方がちっとも分からない? ……そっか、それもそうだねっ。


 バーグさん! バーグさぁーん!!! 


 あっ、ごめんごめん。いきなり大きな声を出してっ。食べ物みたいな名前だけれど、バーグさんは食べ物じゃないよ。……っと、来た来たっ! あの女の人が、バーグさんだよっ。とっても優秀なアンドロイドで、モノガタリをナビゲートしてくれるんだっ!


「カタリ、呼びました? ……えっと、こちらの方は?」


 このひとは、コレカラさん。カクヨムに初めて来たんだって! だから、モノガタリの探し方がわからないらしいんだ。

 ねえ、バーグさん。今日のオススメのモノガタリはどれかなっ?


「そうですね……、それでは『異世界ファンタジー』から、『転生したら〇〇だった件』をオススメ致します! この物語は……」


 あっ、そこまでにしようよ、バーグさん。ありがとう! モノガタリのあらすじは、コレカラさんに読んでもらおうよ。そして、1話目を開いてみて。

 どんなお話かは……、うんっ! 読めばわかるさっ!


 さあ、それじゃあ読んでみて……って、うわっ! 今、おっきな音が聞こえなかった?


「花火ですよ、カタリ! ――ほら、あっちを見てください!」


 わっ、本当だっ! ほらっ、キミも見て見てっ! あそこで花火が上がってる!

 そっか、今日は……、この島が生まれてから、3周年の日。記念日だよっ! こんな記念すべき日に訪れたキミは、なにか特別な才能が眠っているんじゃないかな? なーんて! へへっ。


「きっと、そうですよ! ほら、それじゃああなたも、モノガタリの世界へ!」


 そうだねっ! それじゃあキミも、カクヨムでの読書生活を思いっきり楽しんでねっ!

 それからさ、ヨムヒト生活に飽きちゃったら……、カクヒトになろうよっ! 住民登録は、いつでも受け付けているからさっ! きらっきらのキミが紡ぐ、だれにも書けない新しいモノガタリっ! 待ってるよっ、約束だからねっ!



 なんてったってこの島は……、『カクヨム』なんだからさっ!!!



《4周年に向けて……、つづくっ!》

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