アンゴルモアの大王
詩を書いていると、ふと、思い浮かぶもの……。
それは西暦1500年代を生きたミシェル・ノストラダムスの四行詩だ。
日本では人類滅亡と引き合わせた本がベストセラーになった。
だが、あれは……、ファンタジーでしかなかった。
現に、1999年7月、人類は滅亡していないし、恐怖の大王も降ってこなかった。
そもそもニュースにもならなかった。
ノストラダムスの詩集は死後に出版されたものばかりで、実際に何がどうだったのかは誰にもわからない。
詩集の原文を見ると、そのほとんどがその時代を生きた人間の、その時代の背景に想いを馳せる、という感じしかしない。
アンゴルモアの大王……。
暇つぶしに、私なりに解釈してみたけど……。
前後の文章が意味不明すぎて、全然繋がらないし、私が着地点としている理想の文章にすらならない。
精神世界の話なら着地できるかなと思ったけど……、ムリ。
抽象的すぎるし、意味不明な単語があまりにも多すぎて、こんなものは、どうとでも解釈できてしまう。
孤独はわかるんだけど、支配という言葉が今の時代には全然合わないな……、イデオロギーともちょっと違うし……。
所詮、500年前のヨーロッパの話でしかないのかもしれないね。
ただ、『滅び』と『アンゴルモアの大王』だけは何とか結び付けたかったけど、やはり前後の単語がどうにもならないね。
私としては、『21世紀に入ると、人間は個人単位で人生を追及し、地域や家族などのコミュニティは破壊され、運命という名の支配者が、手に負えないほどの孤独を生み、心を支配された人類は暴走を始め、いつしか殺人や自殺が生きる手段となる』と、したかったけど……、ちょっと無理だったね。
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