私はどこにいる?(衛星トリトンと重ね合わせて)
星を見ながら思う。
私はどこにいる?
ファンタジーの世界なら、私を例えるものは、いくらでもありそうだけど……。
ただ、現実にはなかなか存在しないなぁ。
衛星トリトンはどうだろうか?
海王星の衛星で、ここから、とてつもなく遠い。
表面温度はマイナス235℃だ。
太陽系の主要な天体では、最も温度が低い。
おまけに、36億年後には、軌道が海王星に接近しすぎるため、トリトンは木端微塵になるらしい。
暗い、遠い、寒い、そして滅亡……。
宇宙の彼方なので、何が起きていようとも誰からも関心を持たれることはない。
なかなかの逸材じゃないか……。
私はここにいるんだね。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。