誰か助けて!
「誰か助けて!」
そう、部屋の中でつぶやいたことはある。
「誰か助けて!」
そう、ネットに書き込んだことはある。
もちろん、匿名だけど……。
たった一人の誰かという存在が私に居たら、人生は違っていただろう。
残念ながら、生涯、誰もいなかった。
「誰か助けて!」
もちろん、独り言だよ。
誰かに向かって、そんなことを言っても意味がない。
なぜなら、日本人は自分さえ良ければ他人がどうなろうが知ったこっちゃない民族だから。
おまけに、日本人は恵まれた環境でヌクヌクと生きてきた被害妄想者と、不幸の背比べをして意地でも勝とうとしたがるクソガキしかいない。
誰も助けてはくれない。
それでも、つぶやく。
「誰か助けて!」とね。
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