『本当の孤独』に陥るということ(私の人生経験上の答え)

『本当の孤独』(家族崩壊が原因で、天涯孤独になり、この世に会話の相手とメールの相手が一人もいない状態)に陥る。

その状態が20年以上続く。(人生の半ばを過ぎ、家族なし、友人なし、恋人なし、結婚なし、子供なし、デート経験なし、セックス経験なしの人生が確定したと確信する)

生きる意味・気力・目的・希望が無くなる。

鬱の症状が現れ、仕事ができなくなる。(起業や正社員で働くのが無理な状態になる)

努力・我慢・行動・ポジティブ・前向き・プラス思考・諦めない・強い……ができなくなる。

身体が動かなくなる。(私の場合は、借家で排泄物垂れ流し生活をした)

精神が動かなくなる。(私の場合は、様々な精神障害を発症した)

外見の加齢が、まるで玉手箱を開けたかのように加速した。

仕事が完全にできなくなる。(パートやバイトも無理な状態で、簡単なルーティンワークもできなかった)

自暴自棄になる。

(自殺や殺人が簡単にできるようになる。私は、そこまでいかなかったが、路上生活と牢屋暮らしを経験した。ただ、牢屋暮らしで反転する。長期刑の場合、24時間、人との共同生活を強いられる。それを続けていると、なぜか、生きる力が漲ってくる。急に良い人生を送りたいと思えるようになり、活力が湧いてくる。その活力は、とてつもないもので短期間に六法書を丸暗記できたレベルだった。しかも、集中力が全く途切れない。あふれんばかりの活力に全身が包まれる。そのとき初めて、人は『独り』が原因で壊れていくということを知る。逆に『独り』じゃなかったら、ずっと、活力あふれる世界で生きていられるということも知る。世の中の人は、生まれたときからずっとそういう世界に居て、それが当たり前すぎて、たとえ『本当の孤独』に陥っても、今の自分でいられると錯覚している。だから、路上や牢屋に落ちた人間を、努力・我慢・行動の足りない奴らだと見下してバカにする。単に人生経験が足りないだけなのに、それがわからない。刑期を終え、活力あふれる精神状態で出所しても、シャバには『本当の孤独』の世界しかなく、また、元に戻ってしまう。「もう一度、刑務所に戻りたかった……」と言って、軽犯罪を繰り返すようになる)


これが、私の人生経験上の答えだよ。


家族主義国家日本では、家族と円満に繋がっていることが一番大切だ。特に、親と繋がっていることが大切だ。親以外では配偶者(恋人)の存在が大切だ。友人や兄弟姉妹は、殺人や自殺の防波堤にはなってくれない。私はこの一回きりの人生で、最初から最後まで、親や配偶者(恋人)がいなかった。命を懸けて出会いを探してもどうにもならなかった。だから、こういう人生しか送れない。これは、私という人間に生まれないとわからないかな?

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