KAC9「医師は口で語らず、目で告げる」

作者 本郷雅人

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★★★ Excellent!!!

あらゆる愛への尊さが文字の塊になって読者にぶつかってくる。
ライトな恋愛作品では到達できない境地にまで、物語は昇華している。
テーマ自体は誰もが無意識に思っている感情だが、実体験に裏打ちされた感情を叩きつけるような一文一文が刺さってくる。
それでいて、ただ感情に流されることなく、上質な物語として完成させた文枝は絶妙であり、一気読み確実な物語に仕上がっている。

★★★ Excellent!!!

最初から最後まで、本編を通して語られるのは、ある父親の、妻と子どもへの深い愛情。

主人公も言うように、奥様の辛さは書き表せないものだったでしょう。

けれど気丈に振る舞うのは、主人公への深い愛情があったから。

辛い時にこそ支え合えるのが本当の愛情。

素晴らしい物語でした。

★★★ Excellent!!!

タイトルがずしんときます。不妊治療についても破水についても、胸が苦しかったです。
しかしだからこそ、ラストの重要性が一段と伝わります。
命の尊さを語るのは簡単ですが、経験に裏打ちされた文章はそれ以上のものを伝えてくれます。
小説以上の価値がある作品です。沢山の方に読んで欲しい。