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2019年9月6日 18:01
トセの危うさがかなり出た話花札ほど運否天賦によらない遊戯はなく、特に大事なものがかかってる、負けられない勝負であればあるほど、希望や願望を頼りにしてはならないハズ自身の戦術的に、一番、そのことを本能的にも理解してるはずのトセが、それが出来ていないのが不味すぎますこいするのなら、次に加点する役が見えてねばならず、手札や場の札を見たら、ここでこいする選択肢はないハズ。たぶん、トセにとって一番大事な嗅覚が働いてない状態なんで、かなり危険です
作者からの返信
コメントありがとうございます。トセは一年生の《代打ち》として活躍している為、「私は強い」と無意識の内に自賛していたのでしょう。《姫天狗友の会》に所属して良いか否か、その決定権を賭けるという非情な闘技に際し、トセは「興奮」を、一方の目代は「沈着」を見せています。幾ら技術や駆け引きを学んだとしても、他のゲームに比べて「運否」の重要性が高い賀留多闘技において、無益な高揚は自殺行為に近しいものです。トセの《焔硝札》は確かに強力です。何も考えずに突進を続けたとしても、相手は「何か恐ろしいものを含んでいるのでは」と臆してくれれば、此方のペースに巻き込んで華々しい勝利を飾る事が出来ます。但し、目代のような手練れを相手にした場合、これはハッキリ言って「弱い」です。一回は通じたとしても、二回目からは続闘宣言が虚勢である事を悟られ、冷静に対処されてしまうだけです。その為、トセは《焔硝札》の打ち筋に「怜悧な戦況把握」を加える事で、猛者集う花ヶ岡高校にて《代打ち》を続けられるのです。「何事も、熱くなって視界が眩んだら終わり」トセがこの真理に気付く時は来るのでしょうか。そして――目代はトセが気付くのを待つ程、甘い打ち手ではありません。今後ともよろしくお願い致します。
トセの危うさがかなり出た話
花札ほど運否天賦によらない遊戯はなく、特に大事なものがかかってる、負けられない勝負であればあるほど、希望や願望を頼りにしてはならないハズ
自身の戦術的に、一番、そのことを本能的にも理解してるはずのトセが、それが出来ていないのが不味すぎます
こいするのなら、次に加点する役が見えてねばならず、手札や場の札を見たら、ここでこいする選択肢はないハズ。
たぶん、トセにとって一番大事な嗅覚が働いてない状態なんで、かなり危険です
作者からの返信
コメントありがとうございます。
トセは一年生の《代打ち》として活躍している為、「私は強い」と無意識の内に自賛していたのでしょう。
《姫天狗友の会》に所属して良いか否か、その決定権を賭けるという非情な闘技に際し、トセは「興奮」を、一方の目代は「沈着」を見せています。
幾ら技術や駆け引きを学んだとしても、他のゲームに比べて「運否」の重要性が高い賀留多闘技において、無益な高揚は自殺行為に近しいものです。
トセの《焔硝札》は確かに強力です。何も考えずに突進を続けたとしても、相手は「何か恐ろしいものを含んでいるのでは」と臆してくれれば、此方のペースに巻き込んで華々しい勝利を飾る事が出来ます。
但し、目代のような手練れを相手にした場合、これはハッキリ言って「弱い」です。一回は通じたとしても、二回目からは続闘宣言が虚勢である事を悟られ、冷静に対処されてしまうだけです。
その為、トセは《焔硝札》の打ち筋に「怜悧な戦況把握」を加える事で、猛者集う花ヶ岡高校にて《代打ち》を続けられるのです。
「何事も、熱くなって視界が眩んだら終わり」
トセがこの真理に気付く時は来るのでしょうか。
そして――目代はトセが気付くのを待つ程、甘い打ち手ではありません。
今後ともよろしくお願い致します。