カクヨムとは

亜未田 久志

魔境


 異世界ファンタジー。

 現代ファンタジー。

 SF。

 恋愛。

 ラブコメ。

 現代ドラマ。

 ホラー。

 ミステリー。

 エッセイ・ノンフィクション。

 歴史・時代・伝奇。

 創作論・評論。

 詩・童話・その他。

 多岐に渡る選択肢……いや道の数々。

 それら全てに書き手がおり読み手がいる。

 脚光を浴び称賛されている名作や、未だ埋もれて見つからぬ名作。

 まだ小説を書き始めたばかりの赤子のような作品たちも。

 ここには大量の宝が埋まっている。

 

「隊長……ここはいったいなんなんです!?」

「分からん……ただ我々に言える事はただ一つ、ここもまた、夢の集まる謎多き秘境ということだけだ」

 多くの修羅場をくぐり抜けて来た探検隊の隊長、カタリィ・ノヴェルですら、分からないと語るこの場所『カクヨム』

 彼らはゆっくりとその歩を進めていく。

「隊長! これはいったい!?」

 光輝く何か。

 隊長が真っ黒のサングラスをかけて、に近づいてみる。

「これは『異世界転生』だ、今やこの世界、あちこちの秘境……いやもはや表にまで出て、その勢力を広げるモノだ」

「これが異世界転生……」


「隊長……助けてください!!」


 そこにはうずくまる一人の隊員の姿があった。


「隊長 、彼はいったいどうしてしまったんです!?」

「これは……」

 隊長がゆっくりと、その様子を覗き込む。


 恍惚とした表情で、そこにあるモノと向かいあう隊員。

「彼は読むのを止められなくなってしまったんだ」

「読むのをやめられなく!?」

「ああ、面白い作品を探しては読み、探しては読み、それを繰り返すうちにああなってしまった」

「元には戻らないのですか!?」

「寝落ちするのを待つしかない」


 仕方なく、その隊員を置いて先に進む探検隊一行。


 カタカタと何かをいじる音。

 隊員の一人がモノを生み出している。

「おい! お前、貴重な場所で何をやっている!」

 もう一人の隊員が掴みかかる。

 が、それを隊長が止めた。

「彼は『書く事』に目覚めたんだ」

「目覚めた?」

「そうだ、この遺跡の数々の作品にあてられて自分も書きたくなったんだ」

「いいんですか、そんな事して……」

「もちろん、かまわない。ここは自由な場所だ。何をするのも誰に邪魔される事もない」

 

 また一人、隊員を置いて、その場を去る。


 先に進み続ける探検隊。

 すると隊長が足を止める。

「決めたよ、みんな」

「どうしたんです隊長!」

「いったい何を!?」

「俺は、自主企画を開催する」

 ざわざわと隊員達に動揺が広がる。

「自主企画……とは?」

「自分で開くコンテストのようなものだ、内容は自由に決めていい、ある程度のルールはあるがね」

「それを隊長が?」

「ああ、このカクヨムという場所にたどり着いて思った、読みふける者、書き始める者、それだけじゃない、圧倒的強者、それに立ち向かう者、切磋琢磨しあう、この交流の場に俺も入りたくなった」

「それが自主企画ですか?」

「ああ、どうしてもここでやってみたいことが出来た」

「それってなんなんです?」

「秘密だ、あとのお楽しみってやつだな、あっはっは」

 隊長の高笑いに隊員達も毒気を抜かれてしまう。


「結局、カクヨムってなんなんでしょうね」

「謎は謎のままでもいいじゃないか、重要なのは」

「自分がどう思ったか、ですか?」

「その通りだ!」


 この番組はフィクションです。登場する人物・団体・名称等は架空であり、実在のものとは関係ありません。

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カクヨムとは 亜未田 久志 @abky-6102

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