第11話【少年は希う】
水底から引き上げられるように、ユフィーリアの意識は深淵より急浮上する。
霞む視界が捉えたものは、夜の闇に沈む見慣れない天井だった。ひび割れているし、さらに埃も被っている。かなり年季が入ったものであることは一目瞭然であり、ユフィーリアははてと胸中で首を傾げた。
記憶の最後にあるのは猛毒に包まれたパレスレジーナ城――その最奥に存在する
「…………あー、くそッ」
悪態を吐いたユフィーリアは、倦怠感の残る体に鞭を打って無理やり起き上がる。随分と気を失っていたのか、頭がとんでもなく重い。
寝癖の目立つぼさぼさの銀髪を乱暴に掻き、ユフィーリアは舌打ちをした。霞む視界は何度か瞬きを繰り返すうちの鮮明さを取り戻し、そこが古い誰かの家であることを認識した。誰も住んでいないのをいいことに気を失ったユフィーリアを運び込み、手頃なベッドに寝かせたのだろう。
ある程度は払われているが、どこか
そんなことより。
ユフィーリアは大いに腹が立っていた。寝起きが最悪なことは、全く関係ない。目標である【毒婦姫】との謁見が叶ったというのに、無様に逃げ帰ることしかできなかった己にひどく腹が立っているのだ。本当なら血反吐を吐いても切断術を発動させて、ニコニコと虫酸の走る笑みを浮かべたあの【毒婦姫】の首を落としてやれば、王都奪還作戦は終了を迎えたはずだ。
それがこの様だ。最強を名乗ることすら
「やあ、ユフィーリア。起きたんだ」
「……最悪な目覚めだけどな」
唐突にユフィーリアが寝かされていた廃屋の扉が開き、グローリアが入ってくる。扉の隙間から薄青の光が差し込んできて、室内を僅かに照らした。
懐中時計が埋め込まれた大鎌を肩に担いでやってきたグローリアは、ユフィーリアが占拠しているベッドのすぐそばまでやってくる。そして彼女の顔を覗き込んで、満足げに「うん」と頷いた。
「見た目に異変はなさそうだけど、体調の方はどうかな?」
「言ったろ、最悪な目覚めだって。頭痛えわ怠いわで散々だ」
「即死するような毒の中に一分以上もいたんだ。それぐらいの体調不良で済んでよかったと喜ぶべきだと思うよ」
どこか安堵した様子のグローリアを一瞥し、ユフィーリアは次いで窓の外を見やった。
窓の向こうは黒く塗り潰されていて、巨大な天魔が窓の外で大口を開けているようだった。どれほど時間が経過したのか確かめたくて外套の内側から懐中時計を取り出そうとしたが、ちょうどいいのが近くにいることを思い出して質問を投げかける。
「グローリア、今何時だ?」
「深夜一時かな。今のところ天魔の姿はないよ。正直なところ、
天魔憑きを取りまとめ、作戦立案を率先してやるぐらいだ。さすがグローリア、天才と呼ばれるだけはある。
すぐさま返ってきた答えを「一時か……」と
「悪かったな。作戦を続けるんだったらすぐにでも」
「君はしばらく休み。あれだけの猛毒の中にいて、頭痛と怠さだけで済んだことが奇跡のようなものだよ。今日の明け方から、今度は真宮方面に回ってみようと思う。その時まで待機だよ」
ベッドから出ようとするユフィーリアを、グローリアは命令のみで押さえつけた。朗らかな笑みを消して、真剣な表情を見せる彼は、我儘を言う子供を叱りつけるような厳しい口調で言う。
「君は、戦力としてこれからも重要になってくるんだ。こんなところで最高の戦力を失う訳にはいかないんだよ。勝手な理由だけどね」
ユフィーリアはなにも言わなかった。言えるような雰囲気ではなかった。
いつになくグローリアは真剣で、本気でユフィーリアを必要としているようだった。「敵前逃亡なんて情けない真似はできないから、相討ち覚悟で王宮に突撃してくる」なんて無茶な真似がとんだ愚行と思えてきた。
この戦争には、なんとしてでも勝たなければならないのだ。その為の戦力は誰一人として欠けてはならない。たとえどんなに汚い手を使ってでも、卑劣だと
悪態を吐くことすらせずに舌打ちのみで答えを完結させたユフィーリアは、不貞腐れたようにグローリアから視線を外した。その態度をどう受け取ったのか不明だが、グローリアは「しばらく安静にね」とだけ言い残してその場から立ち去る。
蝶番が軋む音と共に扉が閉まり、水を打ったように静まり返る廃屋の中にユフィーリアの舌打ちがやたらと大きく響いた。
安静にしてろとお達しではあるものの、ユフィーリアは基本的に暇というものを好かない。いくら上官であるグローリアからの命令とはいえ、暇がとことん嫌いなユフィーリアが絶対安静などしているはずもなく。
そんな訳で、ユフィーリアは廃屋の外に出てひっそりと煙草を吹かしていた。
紺碧の空にはしんしんと青白い光を落とす三日月が浮かび、それを飾りつけるようにして白銀の星々が散りばめられている。作戦の最中ではなければ月見酒と洒落込みたいところであるが、そんな陽気なものを楽しんでいる余裕が今のユフィーリアにはない。
遠くから聞こえてくる誰かの話し声が、ユフィーリアの耳朶に触れる。おそらくあの中にはユフィーリアの旧知の仲にあるエドワードやハーゲン、アイゼルネなどもいることだろう。束の間の休息として会話に興じているようだが、ユフィーリアの視線はある一点に固定されていた。
夜空を貫く白亜の尖塔。冷たい風にたなびく国旗には、王冠を戴く竜の紋章が刻み込まれている。この王都の中心に
パレスレジーナ城――【毒婦姫】の住処だ。
豪奢な城内は満遍なく毒で満たされていて、目標である【毒婦姫】が存在する真なる玉座の間はユフィーリアでさえも一〇秒で根を上げたほどの猛毒でいっぱいだ。あんなところへ一人で特攻すれば、確実に生還できることはない。
「――でも、それ以外にどうしろってんだ」
ユフィーリアは薬品めいた匂いのする紫煙と共に、悪態を吐き捨てた。
あの毒に対する耐性を持つ天魔憑きなど、奪還軍の中に存在するのか。できるとすればユフィーリアぐらいのものであり、相討ち覚悟で単騎特攻した方がまだ勝算はある。パレスレジーナ城を破壊してもいいというのであれば生存率もぐんと上昇するが、そんなことをすれば打ち首だけではきっと済まないだろう。どちらにしろ死が待っているのみだ。
悶々と思考回路を巡らせるユフィーリアは、だからこそ、そっと忍び寄る彼の存在に気がつかなかった。
「――――体調はもういいのか?」
「うおおあッつ!?」
驚きのあまり飛び上がった拍子に咥えていた煙草の燃え
ジロリと暗闇を睨みつけると、何故睨まれるのか皆目見当がつかないとばかりに首を傾げるショウが立っていた。その手には湯気の立つ器を抱えていて、中身は野菜がゴロゴロと入ったスープがなみなみと注がれていた。
いまだにバクバクと早鐘を打つ心臓を押さえつけ、ユフィーリアは地を這うような低い声で呻く。
「…………なにしてんだ、お前は」
「目覚めたのであれば空腹かと思った。これは貴様の分だ」
ずい、とスープの入った器を突き出してくるショウ。その無表情を一瞥して、ユフィーリアは黒い煙草の先端を再び咥えた。
「いらねえ。お前が飲めよ」
「今回は術式を使っていないので、俺は空腹ではないのだが」
「食欲ねえんだよ」
「腹になにかを入れないと力が出ない」
「いいって言ってんだろ。あっち行け」
「……………………」
その命令口調に対して、ショウはどう判断するか考えあぐねているようだった。本当に命令なのか否か迷っているようで、赤い瞳を虚空へと彷徨わせる。
徐々に夜の冷たさによって温かさを失っていくスープの器を抱えた少年に、ユフィーリアは疲れたようなため息と共に命令を与えた。
「命令だ。あっち行け」
シッシ、と追い払うように手を振って、ユフィーリアはショウを追い返した。
「断る」
――その時、初めてショウは他人からの命令を拒んだ。
ユフィーリアの青い瞳が僅かに見開かれる。
ショウ・アズマは空っぽと揶揄されるほどに、命令に対してひどく忠実な少年だ。「命令だ」と言えば三秒と置かずに「了解」と返して、すぐさま命令通りに行動するというのに。
今の命令は別に理不尽なものではないし、実行不可能な難しいものでもない。ただ「あっち行け」と追い払っただけだ。行動に起こすことだって、くるりと反転して歩いていけば終わりである。
それなのに。
ショウはユフィーリアの目の前から消えることはなかった。きっぱりとした口調でユフィーリアの命令を拒否し、それから性懲りもなくスープの器を突き出してくる。
「今の貴様を一人にする訳にはいかない。どこかに行くのであればついていく。この場に残るのであれば、俺も共に残る」
「…………なんなんだよ、お前」
反吐が出るほどクソ真面目なショウの言葉に、ユフィーリアはうんざりした。
誰しも一人になりたい時間だってあるのだ。ユフィーリアにとっては、今がその時である。だから放っておいてほしいのに、この少年はそれを認めない。
ならば自分がショウから距離を取ればいい。そう考えたユフィーリアはくるりとショウに背中を向けて、足早にその場から立ち去る。だがユフィーリアが動けばショウも歩き始め、ユフィーリアが止まればショウも立ち止まる――本当についてくるつもりらしい。
乱暴に銀髪を掻き毟ったユフィーリアは、我慢ならずにショウへ振り返って叫んでいた。
「お前は命令さえ聞いてりゃ十分な
ショウ・アズマに意思はない。
彼は命令さえ与えられれば、その通りに動く操り人形なのだ。おそらくグローリアか誰かが、ユフィーリアの行動を先読みしてショウに命じたのだろう――「一人でどこかに行かないように見張っていて」と。
ついでに食事を届けにきたのも、どうせ誰かに命令されたものか。そうでなければ天魔を相手に一太刀もくれることなく、無様に逃げ帰るしかできなかったユフィーリアを心配などするものか。
――そもそも、ショウの心はどこにあるのか。常に無表情で感情表現が乏しく、能面のような顔を張りつけているだけだ。『嬉しい』も『悲しい』も分からず、ただ日々を淡々と消化していくだけの哀れな人形。
「頼むから話しかけてくんな……こんな屈辱は初めてなんだよ」
今すぐにでも一人でいいからパレスレジーナ城に特攻して、あの【毒婦姫】の気味の悪い笑みを引き裂いてやりたい。そうしなければ、ユフィーリアが味わったこの屈辱は晴らせないだろう。
顔を俯けて、泣きたくなる衝動を堪えて、今度こそユフィーリアはショウの前から消えようとした。夜明けには再び【毒婦姫】討伐の為に組み直された作戦が開始されることだろう。乱れた心では剣筋は鈍ってしまう。
「…………俺は、あまり他人の感情の機微がよく分からない。そもそも他人の心情を
独白のように。
静かに紡がれるショウの言葉に、ユフィーリアは歩みを止めた。
「確かに必要以上に話しかけてくるなと貴様に命じられた。その命令に準じるのが適切だと思うが、俺は貴様を一人にすることはできない。――貴様を一人にしたくない」
親に置いていかれた子供が、泣きながら追い縋るような。
ショウはじりじりと距離を詰めて、それでも言葉は淀みなく流れていく。
「第零遊撃隊を結成するより前から、貴様のことは知っていた。何度か言葉を交わしてみたいと望んだこともある。名も知らない同胞とすぐに打ち解け、カードゲームに興じているところに混ざりたいと望んだこともある。任務を共にして、強さの秘訣を学びたいと望んだこともある」
手の届く範囲にまで到達し、ショウはようやく足を止めた。
逃げることができなかったユフィーリアは、至近距離まで詰め寄られた赤い瞳を静かに見上げる。
「俺は確かに人形のようだと、中身のない空っぽのようだと自覚している。それでも、一定の望みは持ち合わせているし、意思も感情も存在している」
すでに冷めてしまったスープの器をゆっくりと差し出して、ショウは淡々とした口調で望んだ。
「我儘であることは重々承知しているが、どうか『一人にしたくない』という俺の願いを否定しないでくれ」
感情の起伏が乏しく、表情変化すらない。
命令であればどんな内容でも「了解した」の一言で受け入れて、従ってしまう。
見えない糸で操られる人形のようで、意思も心もない空っぽの少年だと思っていた。
その認識は間違いだったのだ。
命令に忠実ではあるが、彼にもまた意思がある。生きているのであれば抱くだろう望みもある。――なにもかもが空っぽという訳ではないのだ。
「俺は貴様の相棒なのだろう? 一人で戦うのは、きっと寂しい」
見上げた赤い瞳は、確かに寂しそうな色をしていた。どうか置いていかないでくれと、暗にそう告げているようだった。
短くなった煙草を足元に落とし、
すでに冷めてしまったスープはあっさりとした塩味で、半分くらいドロドロに溶けた野菜と共に胃の腑へと落ちていく。一分と経たずにスープの器を空にしたユフィーリアは、雑に口元を拭いながら器をショウに突き返す。
「急に食欲が湧いた」
「…………そうか」
綺麗に空っぽとなった器に視線を落としたショウが、どう反応していいのか分からないとばかりに適当な様子で頷いた。それで正解だ。ユフィーリアだって同じことをされたら、「お、おう」となる。
さて。
これからどうするべきか。
どうせグローリアが【毒婦姫】に対抗する為の作戦を練っている最中だろうが、暇を持て余したユフィーリアは今すぐにでも再戦したっていいぐらいだ。なんなら黙ってパレスレジーナ城に突撃したっていい。
食後の一服だとユフィーリアは外套の内側から煙草の箱を取り出して、それからいまだ近くにいるショウをシッシと追い払った。
「お前ちょっと向こう行け」
「断る」
「煙草吸うんだよ。副流煙を吸ったらコトだろ」
「何故大事に至るのか不明だ。きちんと説明してほしい」
あんなことがあったからか、ショウに対する命令の通り具合が悪い。多分、目を離した隙に一人でパレスレジーナ城に突撃するかと思われているのだろう。事実そんなことを考えていたが、よくよく考えてみれば、そんなことをしでかせば怒られるのはユフィーリア一人だけになるではないか。そんなことになるなんて死んでも御免なので、できるなら誰か一人ぐらいは巻き込みたいものだ。痛みは分け合うのが一番である。
――なんというか、戦闘から離れた途端にこんな屑な考えしかできないユフィーリアである。彼女の思考回路を読める何某がいたら、まず間違いなくショウに対して同情の念を示すだろう。
ともあれ、煙草を吸うに当たってユフィーリアは周辺に人がいることを望んでいない。何故ならユフィーリアの煙草には毒草が詰まっていて、吐き出す副流煙にすら毒素が大量に含まれているのだ。
そのことを説明すれば、真面目なショウなら確実に「ならばそんなものを吸わなければいいだろう」と言うに決まっている。そんなことを言われてもユフィーリアは断固としてこの手法をやめる気はないが。
「あー、この煙草には毒草が詰まっててな」
「そんなものを何故吸っている。死にたいのか貴様」
「いや毒の耐性をつける為だっての。現に俺はあの城の中でも結構耐えられてただろ」
「むぅ……ならば、俺もそれを吸えば毒の耐性をつけられると?」
「一朝一夕で毒の耐性が身につけられるんだったら、俺はこの煙草を全員にばら撒いてるわ。よく聞くだろ、東洋の暗殺者は弱い毒を日常的に服用して毒に体を慣らしていくっての。俺もその話を聞いて真似しようと思ったんだけどな、薬を飲むっていうことを絶対に忘れるからな。で、考えた結果が燻して使う
「なるほど。それで貴様は、その煙草を吸う際に一人になる傾向があるのか。大衆食堂でも注意されていたな」
「まあな。副流煙にも毒が含まれてるから、密閉空間で吸ったら周り全員が毒で苦しむことになるだろうがよ。できる限り屋内では吸わないように――」
している、という言葉が続くはずが、ユフィーリアの口からは驚くことにそんな言葉は出てこなかった。途中で台詞が消えて、青い瞳を見開き、自分の煙草の箱をじっと見つめるユフィーリアに疑問を抱いたショウが、不思議そうに首を傾げて「どうした?」と問いかけてくる。
ユフィーリアの煙草は大半が毒草で構成されている。主流煙はおろか、吐き出す副流煙にすら毒が含まれていて、人気がある場所では吸えない仕様だ。それはひとえに、毒に侵されないが為の対策である。
当然ながら、空気が密閉された屋内では吸うことができない。
(――そうか、そうか。そういうことか)
ユフィーリアの脳裏に雷のような閃きがよぎった。煙草の箱をうっかり握り潰してしまい、ぐしゃりと残りの本数が少なくなってきた煙草たちが可哀想なことに無残にもひしゃげてしまう。そんなもったいないことに気がつかないほど、ユフィーリアの脳内は珍しく働いていた。
【毒婦姫】が存在した真なる玉座の間の窓は、全て閉ざされていた。あの中は完璧な密閉空間だったのだ。パレスレジーナ城もまた窓など開いておらず、空気の通り道は限りなく悪い。空気のこもった屋内で戦うことは、命を削ることに変わりはない。
ならば、その戦域を広げてしまうのはどうか?
「ショウ坊」
「なんだ」
「しょーうぼーう」
「…………なんだ」
実に――実に楽しそうに名前を呼んでくるユフィーリアに嫌な予感でも察知したのか、ショウは若干警戒しながらユフィーリアの呼び声に応じた。
そんなユフィーリアは彼の細い肩をガッシリと掴み、満面の笑みを浮かべる。
「お前やっぱり外で待機」
「ッ!? 何故だ!?」
「あの【毒婦姫】に謁見できるのは俺だけだ。他の誰にも務まらねえ」
やはり最初の単騎突撃を採用するしかない――だが、今度は単騎で戦う訳ではない。
それでも納得のいかないとでも言いたげなショウへ、ユフィーリアはあるものを手渡しながら問いかけた。この問いの返答次第では、ユフィーリアはショウを本当に信頼するに値するか決めることになる。
「お前、的当て得意か?」
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