聖職者の条件

作者 七海 まち

42

16人が評価しました

★で称える

レビューを書く

★★ Very Good!!

その日常の中に潜む、本質的な謎。

「愛」とは何?  「知恵」とは何?
「恐怖」とは何? …「自分」とは何?

「思考」する事は、それすなわち最大の快楽である。

非常に緻密に練り込まれた世界観の中で
天才だけど「頭でっかち」へっぽこお坊ちゃんな主人公と
あっさり本質見抜くけど、どこか危なっかしいヒロインが
ゆっくり時間をかけて紡ぎ出す、人の本質を覗くストーリー。

そして、巫女失踪事件の真相とは?!

単純な異世界ファンタジーではない
重厚な異世界ファンタジーをご所望の方におススメです!


★★★ Excellent!!!

大聖堂で繰り広げられる、伝統の儀式の復活を巡る謎と陰謀。
主人公フェオドールと巫女のミアのぎこちなくも不思議な関係と、二人を取り巻く人間模様。

教会システムや登場人物のしっかりした設定と描写、そして、読みやすい文章で、物語の世界に引き込まれます。

話はこれからどんどん発展するようなので、続きを期待しています!

はやりの異世界ものとはひと味違う、七海まち先生の純文学風異世界物語をぜひあなたも楽しんでみてください!

★★★ Excellent!!!

まず始めに、本作が好きすぎるあまり語彙が崩壊していることをお許しください。

さて。
ファンタジーと言えば、異世界で冒険するライトノベルが躍る昨今ですが、この作品はガチガチに堅牢なハイファンタジー。
魔法や超常的なものも無い。
日本ではないどこかの歴史と常識と出来事が綴られている……という感覚が近いかも知れません。

登場人物にはそれぞれ思惑と建前と本音、歩んだ人生が垣間見え、生きている人がそこにいます。
たとえば、バイブルの解釈が個人個人によって違うとか、過去の出来事に関する見解もそれぞれにあり、複雑な人間模様があります。

教義も完璧、教会のシステムやそれに至るまでの歴史も語られていて、説得力があります。

ああ、★が100くらいつけられたらいいのに。