あなたはいつもの席に座ってる

放課後図書室１番後ろの机の左から2番目

わたしは１番離れた机の端っこ

本を読むふりしてあなたを見てる

あなたが読んだ本は全部読んだ

あなたと同じ気持ちになりたくて

あなたが本を読んで涙ぐんでる所を見たときはキュンとした

いつも空いてるあなたの隣

隣の席には誰か座るの

それとも誰かを待ってるの

まだわたしには

あなたの隣に座る勇気がない

でも少しずつ少しずつ

近づいて行きたい

そしていつか

あなたの隣で

同じ本を一緒に読みたい…

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