輝かない月を砕く魔法

作者 凪乃ひすい

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★★★ Excellent!!!

振り返っても、小中高校生時代のいじめって、本当にバカバカしいし、嫌いって言葉を与えることすら億劫になるぐらい嫌いなのだけど、それでも、そういうシーンはいつまでもどこでも存在しているわけで、それが背景となり、それが悲しい文脈となり、でも、その背景の上で、前景として立ち現れてくる、素敵な関係性とか、潔さっていうのは、確かにこの世にあるんだよな、あって欲しいなと、そう感じさせてくれる、二人の少女の物語なんだと、僕は思うのであり、それは、やっぱり、凪乃音さんという作家が紡ぐ、繊細で柔らかなラインなのだと、その美しい文章と、優しい行間に、感謝と敬意を捧げるのでした。まる。

★★★ Excellent!!!

勇気という名前の魔法。誰しもが心に持ってる魔法。

夢の月は頑なになった心だったのでしょう。それを砕いて明日へ踏み出せば、違う未来が待っているんだろうなと。

切ないけれど、一歩を踏み出そうという前向きな気持ちにさせてくれる温かな物語。

踏み出せなくてとどまってるあなたの心にこの物語が灯火となりますように願いを込めてーー