第43話
「お嬢様、いまのうちに始末したほうがいいかと。」
「なんで?」
「後々、脅威になると...」
「いま殺っちゃうと探されてた私たちが疑われるよね?」
「あの愚王に揉み消させればよいかと。」
「それでも私たちがやったと噂されるとめんどくさいし。今はやめておく。」
「なるほど。わかりました。」
大きく息を吸って吐き出した。
「それじゃあ楽しい魔物狩りを再開しようか」
そういうとみんなの雰囲気が変わり楽しみだした。
ある程度進んだ。
「ルイス、今どのあたりかわかる?」
「はい、ここは森の深部に入口です。」
「ありがとう、じゃあここで狩って帰ろう。」
「「「はい」」」
ルイス以外は好きなほうに散っていった。
「ルイスはいかないの?」
「私はお嬢様のメイド兼護衛ですので。」
「そっかぁ、ありがとねルイス」
笑ってお礼をいう。
あれ?ルイスがプルプルしながらそっぽむいちゃった。
耳が真っ赤になっている。
「ルイスだいじょーぶ?」
ルイスは背が高めなのでジャンプしながら顔を見ようとしてみる。
◇ルイス
(ああああぁああぁぁぁぁぁぁぁぁあああぁぁ!お嬢様が可愛すぎます。突然の満面の笑顔はダメでございます!完璧メイドであろうとしている私がにやけてはダ...メ.......無理!に、にやけちゃう!顔を隠さなくては!)
そう思い顔をそむける。
お嬢様は私を心配をし私の顔を覗こうとジャンプをしている。
(あああああああああああああああああぁぁぁぁぁぁっぁああああぁぁぁああ!ぴょんぴょん飛ぶお嬢様かわいい!!!!)
◇カミラ
ルイスが悶えていることを知らないカミラは本気で心配をしていた。
「ルイス大丈夫?」
ルイスは本気で心配されているのを感じ取りいつも通りに戻った。
「取り乱しました。申し訳ございませんでした。」
「大丈夫ならいいけど...」
「はい、もう大丈夫です。」
この時のカミラの行動はルイスの口からメイドたちに伝わり「カミラお嬢様から‘‘ありがとう‘‘をもらいたい!」とメイドがより一層忠誠が上がったとかなんとか。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます