第22話
次の日
朝起きて支度をした後、戦場に行くことにした。
戦場が見える丘に来た。
いざ戦場についてみると、人間は戦っているが魔族はほとんどが魔法攻撃や魔法で強化して戦っている。人間にも魔法で強化している者はいるが、圧倒的に身体強化な質が魔族が上回っている。人間が勝っているところは数だ。
数は圧倒的に多い人間が少しばかり優勢かと思っていたが、先頭で戦っている一人の魔族が強すぎるようで魔族の要となっているようだ。
遠くからだと裸眼では見えないので千里眼で見てみることにした。
見てみると、ゴリゴリのおっさんだったが魔族の中でも戦闘特化の上級魔族のようだ。
「おい!お前は何者だ!」
後ろから声をかけられた。
「私ですか?私はカミラといいます。」
話しかけてきた?のは人間のようだ。
「はっ、なんだ女かよ。お前は魔族か?」
一度、魔族と言ってどんな反応をするか実験してみようかな。
「ええ、魔族です。」
「魔族ならヤっちまってもいいな。そのあと、売れば、この容姿だから金になるしな」
はぁ、何となくわかっていた反応だった。
話しかけてきた男がおもむろに近づいてきて、私に触ろうとしてきた。
「俺らとイイことしようぜぇ!」
盛った犬みたいで気持ち悪い。いや、犬のほうがましだ。
「きもい」
と一言いうと、男はいきなり炎に包まれた。
『主様に触らないで欲しいでありんす』
といいながら更に火力を上げていき、燃やしていく。
残ったのは赤く熱せられた剣や鉄の胸当てだけだった。
「ありがとう、カエデ」
カエデにお礼をいい、男の仲間が来ないうちにその場から離れる。
今日はカエデに乗せてもらい、移動をすることにした。
少し離れたところで気になる存在を?気配?を見つけた。
場所は魔の森の中のようだ。
気になり近づいてみると、黒髪の男の子を先頭にレッドグリズリーというAランクの魔物と戦っていた。
パーティーは黒髪の男の子が近接、魔法をうつ後衛の女の子が一人、回復支援をしている女の子が一人、中距離法がうてる金髪の女の子が一人というバランスのいいパーティー。全員が戦闘というものがわかっていれば。
あ、黒髪くん吹っ飛ばされた。
回復魔法をそこでうったらいかんでしょ。前衛いないんだけど...
はぁ、助けますか...
「アイスストームランス」
熊の心臓を貫いた。
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