思い出した

体の細胞が2年前までのことを思い出す

体の中には寄生虫がうじゃうじゃしてるーー足やおなか

だから何だ

「今年は飢饉の年になりそうだな」

それは雨の量と、空気の質わかるこんな年は飢饉になりやすい


それはつまりーー病で人が道端で倒れる、そして誰も手当てもせずに死ぬ

また倒れるーーこちらは栄養失調か、子供だ、その腹に包丁を当て

 首を絞める男、女衆

ああーーそうだ、飢饉は、飢えは病を引き起こす

そして道端で倒れる

 ーー道端で倒れた死体は食えるものがない連中にとってごちそうとなる

だが、病で倒れた人の肉だそんなもん食ったらどうなるか

ーー倒れる、、今度は自分が病にかかって、そしてまた人が喰う

 連鎖――死の連鎖、、、飢えは病を病は死をそして飢えるものは食うのだ

そして、岡っ引きが来る――捕まる、、、身分の低いものが犯罪を犯すと

より苛烈な拷問が待っている

 下に、三角の谷ができた石の上に正座させられ、下半分に大きなとげのついた石を乗せられる

するとどうだ、石の重さに足が耐え切れずーーとげのついた石に食い込む

すると下のほう三角の谷のほうにも食い込み

 気絶しそうになるーーそこに水をかけ気絶を防ぐ

そして、さらに一枚上に乗せる

だからもっと食い込む

、、、、、、だから死ぬ

これでも軽いほうだ

さて始まる、親が子を、子が親を殺す凄惨な半年の幕開けだ

いたるところでーー小さい子供の腹が切り裂かれていく

 それでも寺子屋は続ける

バイトは消滅するーーー強盗があたりをうろつく

未知に寝てたら包丁を持った数人に囲まれる

転移で逃げる

この町の道端で寝るのは、もうどこも危険だ

とくに浮浪者から国家の役人になったこうがみは特に

命を狙われる

 周りの障害物を使いかいくぐるーー屋根の上を走る、橋から海に飛び込み

あえてサメのほうまで近づきチェイスする(ぎりぎりで<鉛間空間>を使う

転移をぎりぎりまで使わず、回避する

 飛んでくる包丁を避けるーー数人がかりのけりや、打撃の隙をかいくぐり

ここぞという時に使うーー出し惜しみしたら負けるが(転移)を逆に使いまくると対策を取られる

それより<鉛間空間>である、発動にかかる時間、直感に従ったわな

逆に思考を使ったわな

階段状にして駆け上がり、同じく上ってくるものを術を解いて下に落とす

 全身を使いー逃げ回る

落ち葉を食い、土中の虫をあさる

山に入るーー獣に会う

(あの黄色の皆、抵抗軍元気かな私は元気だよーー今生き残りをかけた闘争の最中)

腹をすかしたクマと、こうがみの生死を賭けたガチバトルが始まる



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