韓国外貨準備高90億ドル減少は為替介入に使ったと告白

 韓国の外貨準備高は、対ドルウオンではなく、中国の元とか、インドネシアのルピアとか、オーストラリアドルのスワップをドル変換したしたものを全部含めたものだ。今年1月には、4093億ドルあった。それを3月末には、4002億ドルに減らした。最近、アメリカとの短期で結んでもらった為替スワップ600億ドルも、外貨準備に含んだはずなのに計算が合わないことはなはだしい。


 取り合えず、額面通り受け取っておこう。それでも、91億ドル外貨準備高が減った。


4/3 毎日経済(韓国メディア) MONEY1の記事より抜粋

外貨準備高が減少した最大の原因は、市場不安を鎮めるために、韓銀がドルを供給したためだ。韓銀関係者は、「外国為替東京久我市場安定化処置をとった影響があった」とし「ドル高で他の通貨の相対的価値が低下したのも原因だ」と明らかにした。



 ドルとの直接的なスワップがほとんどない韓国では、外貨準備高が、自国と結んでくれた国の通貨の対ドル為替相場で、外貨準備高が変動すると、はっきり言っている。だから、600億ドルものアメリカとの為替スワップを入れても、外貨準備高が90億ドルも減少するのだ。

 問題は、その前の話

>外貨準備高が減少した最大の原因は、市場不安を鎮めるために、韓銀がドルを供給したためだ。

 これに対し、MONEY1の記事は、資金源は証券を売ったからだと言っている。


4/3 MONEY1

韓国の外貨準備高が90億ドルも減った。証券類が136億ドルも減ったのは、証券類を現金に換え、「ウオン安阻止」の為替介入を行ったため」です。

ここからは推測ですが、3月は輸出も減少という結果が出ていますので、現金に換えて為替介入した残りが、預金に積みあがったこともあって、前月比46億ドルの増加、異例の預金417億ドルというけっかになったのではないでしょうか。(直近5年で、韓国の外貨準備において預金が300億ドルを超えたことはありません。)



 この計算だと外貨準高90億ドル損失は、あんがい正しい数字かもしれない。著者も、韓国の外貨準預金が増えていることに驚いていた。これが正解解答だろう。韓国は、ドルに直接、為替介入できる通貨スワップをどの国とも結んでいない。あるのは、多国間通貨スワップ(CMIM)の384.0億ドルだけ。これに手を出せば、韓国の通貨危機が表に出ることになり、まだ粘っている外資でさえ、我先にと逃げだす。日本に頭を下げたくない韓国が、日韓通貨スワップー、スワップーと、子供が飴玉を欲しがるような話を韓国メディアや他のメディア(中国や日本)に一生懸命書かせているのはこうした背景があるからだ。他国と結んでいるスワップに手を出せば、その国の対ドル価値も下がっているので、相当の利子やレートマイナス分を背負わなくてはいけなくなる。だから、そんなとんでもないことはできない。証券を売るしかなかったのだろう。


 武漢ウイルスで、世界経済が落ち込むのは、これからが本番だ。それなのに、もう、崖っぷちまで来ている感がある。韓国は、武漢ウイルスが無くても通貨危機だった。


 世界経済が減速した影響はこれからだ。韓国の通貨危機は、更なる深化を見せてくれそうだ。

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