韓国の若者は日系消費者金融まみれ

 正確な数字が出てこなかったので2016年の話をしなければいけないのは残念なのだが、ひとまず数字を挙げる。


 韓国の消費者金融上限は、かつて、66%までよかった。日本のやくざでさえ50%なことを考えるとどれだけという話だ。今では、段階的に引き下げられ、2014年4月の貸付業法では34.9%まで引き下げられていた。2016年には、27.9%に引き下げられるのではないかと見られていた。ところが、一転して40%未満という以前の水準に戻ってしまった。それというのも、2014年4月に34.9%に引き下げられたのは暫定措置だったため、延長する手続きが必要だったのだが、国会のごたごたにより通過するはずだった法改正案が処理されなかったためこうなった。現在のニュースを見つけられなかったので、翌年以降はよく分からない。ちゃんとした状況は分からないが、たぶん17年度は、27.9%に引き下げられ、18年には24%に下げられる法案が出ていたそうだ。いずれにしても日本より金利が高い。


 現在の日本の消費者金融の最高金利は、10万円以下で20%。10~100万で18%。100万円以上は年利15%である。以前の27.8%から比べると、ずいぶん下がった。これでも、当時は、借金地獄と言われ、問題になっていた。金のない若者は、利子を払うために働くと言う、いくら働いても、生活が楽にならない生き方を余儀なくされていた。これから考えても、韓国の消費者金融の金利が、どれほど闇金融状態か分かると思う。


 さて今度は、2013年末ベースの話で悪いのだが、韓国で、資産100億ウォン(約10億円)以上の消費者金融は98社で、そのうち日系企業は21社。日系企業の数だけ見ると全体の2割ほどなのだが、貸付残高を見ると、以下のように、日系企業の貸付残高は半数以上を占めている。韓国企業は、法人向けへの貸し付け。それに対し、日系企業は、個人への貸付主体なのにもかかわらずだ。

・日系企業21社→4兆9700億ウォン

・韓国企業74社→3兆5600億ウォン

 その上貸付金利も違う。

・日系企業→36.8%(年利)

・韓国企業→27.8%(年利)


 今は、もっと不景気だ。韓国企業は、60歳定年にもかかわらず、早期退職者をいっぱい出した。その人たちは生きるために個人事業。鳥のから揚げ店をやるしかなかった状態。現在は、もっと酷いことになっているのではないだろうか。


 日系の消費者金融が韓国に進出したのは、1999年のA&Pファイナンシャルを筆頭に、三和マネー、アフロファイナンシャル、Jトラストなどが続く。日本より上限金利の高い韓国は、企業にとっては魅力的な市場だった。それに、韓国では、個人向けの消費者金融手口が発達していなかった。日系企業が進出して、無人機契約機を見るようになったそうだ。


 韓国人は、これら日系企業に反日感情を抱いていい。消費者金融の金利上限が高すぎるのを国に訴えるべきだ。文在寅は、この金利を24%まで下げると言っていた。現在はどうなったことか。日本の消費者金融業者が韓国に入ってきたときは、日系企業として韓人から唾棄されていた。

 ところが韓国政府は、日系の消費者金融に言われて、韓国では、これら消費者金融に、日系と言う言葉を使わなくなった。韓人の反日感情から商売がしにくいと、消費者金融側が訴えたからだ。訴えたのは、在日3世の社長だった。2015年10月、公式文書で、「日系」という言葉を使わないことになった。当然韓人は反発したが、青瓦台というのはこういう所なのだ。


 韓国は、借金社会と言われている。日本も、以前、同じような案件で、ずいぶん苦しんだ若者が多かったのではないか。今もそうだが、パチンコ屋の近所に、消費者金融の無人契約機がある。あの頃の日本は、民主党によって不景気だった。それでも、今の韓国ほどではない。韓国の若者たちは、日系企業と知らずに、消費者金融から、金を借りまくっている。そして破算。企業に就職できないと生にくい韓国では、貧民のレッテルを張られたようなものだ。韓国民は、この件に関して反日していい。だけどできていないんだよね。変な国だ。これらの経緯から大阪出身の李明博が大統領にまでなれたわけが、少しわかった気がする。


 2019年に、これら借金地獄組が、大量に破算するはずだった。これを文在寅は、金利を緩めることで、先延ばしにした。2008年8月に5.25%まで上がった韓国銀行の基準金利はその後低下し続け、2019年12月には1.25%まで低下させたわけだが、これは企業向けの話だ。個人で借りた方は、もう限界なのだ。2020年は、これが噴出するのではないか。頼みの中国経済は死に体。外国資金は、ウオン安で逃げている。経済破綻は、何も企業からやってくるとは限らない。韓国の市井からもくる。韓国の2020年というのは、そういう年なのだ。

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