今やSFではなくなったロボット。
おそらくこの先何十年か百年かしたら、イヴの時間のような高性能アンドロイドが出てくると思ってる。その頃にはルンバだって掃除屋としてより進化した形になってるのかもしれない。この話はそんな遠いようで今と地続きな未来を描いてると感じました。
ロボットが夢物語だった過去の時代や、この先の未来では生み出されない、ロボットが台頭してきているちょうど今の時代にしか描けないであろう世界観。
同時に、ロボットという普遍的な概念における視点でしか描けない選択、末路がまとまっていて良かったです。
長編で読みたい。