自我の味ジェラート

僕の自我は、味のないジェラートだったから

コトバを作る振りをして、自分のコトバも忘れ、詩人の唄を朗読し続けるのさ


表現者

人には見えない世界が見える

誰しもファンタジィの創造主

ファンタジィ? 僕らは死んだ


備忘録は結局何のことやら覚えていないし、人と同じ世界なんて誰も見えやしない。そんなこと当然だって、僕はどうして覚えていられないのだろうか

スプーンの底に融け出した僕は、ミントの上で侵蝕されている気がする。空っぽのガラスの華の皿には、僕の欠片一滴二滴


バーボットライト

というのがあってね?

ゆめとひかりが一斉に降るのさ

そんな誤魔化しでもしなきゃ僕は映えて見えないのに、そんな誤魔化しをすると色飛びしてまた空っぽになってしまうのさ。レフ板は要らないよ。無くたってこうなんだもの


リポーターはコトバ作って、空っぽジェラート表現した。僕よりよっぽど、彼女は詩人だな、なんて劣等感覚えても仕方ないじゃあないか! 開き直ってみても虚しいだけで、バーボットライト浴びてゆめを摂取しなくちゃ


表現者ウソツキ。からっぽを表現するコトバを創造。からっぽは表現できないでしょう? そう思っていたのに。ほら、僕は融けてしまって、冬になるとまた凝固して顔を出す

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