放浪の画家

作者 さい

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★★★ Excellent!!!

ファンタジー世界を舞台とした(私たちにとっては非日常の)〝日常の謎解き〟といった趣の作品。主人公はその気になれば戦闘もこなせそうな〈錬金画家〉だけど、彼の最大の武器はその頭脳。掴み所のない悪意を看破し、したたかにかわす姿には私たちが生きる現実の世界でも通用するカッコよさがある。チョコボを連想させる相棒との掛け合いも読んでて楽しい。おすすめです!

★★★ Excellent!!!

まだ読み途中なのですが、素敵な世界に浸れている興奮を先にレビューにさせて頂きます。
錬金画家という不思議な画家と、まさかのアヒルの冒険ファンタジー。ファンタジーとミステリーをうまく絡ませ、一人と一羽の巧みな掛け合いに読んでいて笑いが零れたり、大変驚かされたり、時にはひやりとして恐ろしくもなります。読者を考えさせる作品で、『読む』だけの楽しさとはまた別の『考える』興奮と面白さに出会えるお話です。なにより主人公の相棒であるアヒルがとても良い味を出していて、最高に好きです。
主に連作短編のような形式なのでミステリーとは言え大変に読みやすく、ファンタジー要素もあるためミステリーが苦手な方も手を出しやすい作品だと思います。どのお話から読んでも楽しめます。
情景描写や人々とのやり取りも素敵で、不思議な画家とアヒルの旅を見たい方にもおすすめです。

★★★ Excellent!!!

描いた絵を具現化する能力を持つ画家と、愛くるしい相棒との旅物語。しかし、ただの旅ではなく、行く先々で遭遇する事件や出来事の謎を解いていくというもの。基本的に連作短篇のような形なので、どの話から読んでも楽しめると思います。
謎解きもあれば、相棒との笑えるような掛け合いもあり、アクションもある。淡々とした調子で進んでいくものの、結構すごいことになってる。それがまた面白い。
ファンタジー好きだけでなく、ミステリー好き、まったりとした旅物語好きな方でも楽しめる作品だと思います。

★★★ Excellent!!!

作者様は読者に対して、大変気を遣っている方。
話によっては、長くなる物もあれば、あらすじにある通り、基本的に一話、一話の構成。文章を見ても、伝わりやすさと見やすさに気を遣っている。
ミステリーの難度は丁度良く、幅広い読者が楽しめるように考えられている。
個人的に、作者様の姿勢には感銘を受けているほど。

話は、旅をしながら、行く先々で起こる問題を解決していく、と言った感じ。
推理物の話かと思いきや、アクションまであり、まさに冒険。
分かりやすいイメージとしては、『ホームズ』だろうか。
コンビも癖があって、個性が強い。
錬金画家という、特殊な力を持つ主人公ドルの活躍ぶりは、読んでいて惚れ惚れした。
絵を描いたら、具現化するのだから、画家にスポット当てた設定が活きているので、素直に驚いた。
個人的には、コンビのやり取りでの際、アヒルもどきの反応がツボなので、読み進めている内に、いつの間にか気に入ってしまった。(笑)

ともあれ、読んで、想像するのは、他の小説でも共通するかもしれないが。
加えて、本作には『考える楽しみ』がある。

ミステリーというジャンルの持ち味を遺憾なく発揮しているため。
少しでも興味が湧いた方には、是非とも作品に目を通していただきたい。
この作品の楽しさに少しでも気づけたら、きっと病みつきになるのは、間違いないだろう。

★★★ Excellent!!!

描いた絵を具現化する能力を持った錬金画家と彼の相棒であるアヒル君の掛け合いが楽しい冒険ファンタジーです。
この冒険というのがくせもので、単にモンスター退治ではなく謎解きや旅、探検といった内容がメインとなっています。彼等は冒険者というより傭兵やトレジャーハンターと表現した方が合っているかもしれません。
基本一話完結型でどこからでも気軽に読める点も素晴らしい。

そう、わざわざモンスターの巣に飛び込まずとも、この世界には厄介な犯罪者やそいつらが仕掛けた危険な罠に満ちているのです。道端の何気ない立て看板、親切に泊めてくれた隠者、簡単に解けそうな遺跡の罠。そこには思わぬ悪意が込められているかも……?
鋭い観察眼で秘められた悪意と謎を解き明かし、今日をどうにか生き延びろ!
 
臆病とはすなわち用心深さに他ならず、それを欠いた者が生き延びられるほど世の中は甘くないのでした。そんなシビアな世界で画家でもある主人公は何を思うのでしょう?
どうやら浪漫と芸術を愛する気持ちを捨ててしまったわけでもなさそうです。
ミステリーや意外性、どんでん返しが大好きな「ひねくれ者」の貴方へ、おススメです!

★★★ Excellent!!!

絵を描き直せば新しい発想が生まれるだろう。それは無限の白。
テンポはややスローな印象。二人の機知に富んだやり取りに思わず笑みがこぼれた。
伏線はどの話にも敷かれており、これほどの伏線回収はなかなか出来ない。一話毎に異なる楽しみがある。
僕も具現化物を書いたことがあります。しかし、あまり上手くいきませんでした。そういう意味では凄いなと思った。

★★★ Excellent!!!

ミステリーでありながら、ファンタジーな冒険。
ファンタジーな冒険でありながら、ミステリー。
不思議な組み合わせで、最後のどんでん返し。
恐らく読者は、想像がつかない結末でしょう。
一つ、言える事は、この作者だからこそ、二つの要素がベストマッチなのでしょう!

★★★ Excellent!!!

ミステリーと思って敬遠するなかれ。作者は優しいので、重要な部分には傍点が引かれており、私みたいなミステリー音痴でも謎がわかるようになってます。
謎がわかると爽快感があってなかなかにミステリーは面白いですね。
そしてこの作品は「なるほどードルさんすげーっす」ってなるように書かれているので爽快感2割増しです。大体が1話完結式なのでお暇な時に1話ずつ、いかがでしょうか。

★★★ Excellent!!!

 主人公はアヒルと共に放浪する錬金画家。錬金画家は絵に描いた物を実体化できる。その中でも至高の作品は、普通の絵とは違い、水にも火にも強い。アヒルも誰かの至高だったらしいのだが――。
 放浪する画家は、各地を巡り、その土地で起こった謎を解いていく。その謎解きは本格的ミステリーだ。物質的なトリックあり、論述トリックあり。主人公の頭脳にかかれば、どんな謎もたちまち解けてしまう。しかし主人公はその謎の答えを、心に秘めたまま旅立つのだった。何故なら彼の行動原理は正義感ではなく、好奇心だからだ。それに、謎の答えが常に人々を幸せにするとも限らないのだから。
 錬金画家は土地によって待遇が二つに分かれる。忌避される所と、利用される所だ。主人公の出身地は、後者のようだ。出身地から旅に出た主人公とアヒルのバディは、悠々自適に見える。しかしそんな「二人」に纏わりつき、不穏を運ぶ影が迫りくる。短編ミステリー集で、一話完結でありながら、常に「二人」に対する謎が追走しているという仕組みの作品。
 困ったことに、特に推薦する短編は見つからなかった。何故なら、どの話も秀逸で見事なトリックがあり、伏線があり、どれも推薦したい一話ばかりだったからだ。そして、短編でありながら絶妙につながっている壮大な物語だからだ。
 
 この作品に出会えて良かったです。作者様に感謝です。

 是非、是非、御一読下さい!

★★★ Excellent!!!

錬金画家とその相棒が織りなす異世界ファンタジーストーリー。
キノの旅を思わせるような構成で、基本的に一話完結なのでとても読みやすい。
また、主人公と相棒の会話もシャレが効いていて、読んでいてとても楽しかったです。
素敵な物語なので、ぜひ読んでみてください。