放浪の画家

作者 さい

188

70人が評価しました

★で称える

レビューを書く

★★★ Excellent!!!

絵を描き直せば新しい発想が生まれるだろう。それは無限の白。
テンポはややスローな印象。二人の機知に富んだやり取りに思わず笑みがこぼれた。
伏線はどの話にも敷かれており、これほどの伏線回収はなかなか出来ない。一話毎に異なる楽しみがある。
僕も具現化物を書いたことがあります。しかし、あまり上手くいきませんでした。そういう意味では凄いなと思った。

★★★ Excellent!!!

ミステリーでありながら、ファンタジーな冒険。
ファンタジーな冒険でありながら、ミステリー。
不思議な組み合わせで、最後のどんでん返し。
恐らく読者は、想像がつかない結末でしょう。
一つ、言える事は、この作者だからこそ、二つの要素がベストマッチなのでしょう!

★★★ Excellent!!!

ミステリーと思って敬遠するなかれ。作者は優しいので、重要な部分には傍点が引かれており、私みたいなミステリー音痴でも謎がわかるようになってます。
謎がわかると爽快感があってなかなかにミステリーは面白いですね。
そしてこの作品は「なるほどードルさんすげーっす」ってなるように書かれているので爽快感2割増しです。大体が1話完結式なのでお暇な時に1話ずつ、いかがでしょうか。

★★★ Excellent!!!

 主人公はアヒルと共に放浪する錬金画家。錬金画家は絵に描いた物を実体化できる。その中でも至高の作品は、普通の絵とは違い、水にも火にも強い。アヒルも誰かの至高だったらしいのだが――。
 放浪する画家は、各地を巡り、その土地で起こった謎を解いていく。その謎解きは本格的ミステリーだ。物質的なトリックあり、論述トリックあり。主人公の頭脳にかかれば、どんな謎もたちまち解けてしまう。しかし主人公はその謎の答えを、心に秘めたまま旅立つのだった。何故なら彼の行動原理は正義感ではなく、好奇心だからだ。それに、謎の答えが常に人々を幸せにするとも限らないのだから。
 錬金画家は土地によって待遇が二つに分かれる。忌避される所と、利用される所だ。主人公の出身地は、後者のようだ。出身地から旅に出た主人公とアヒルのバディは、悠々自適に見える。しかしそんな「二人」に纏わりつき、不穏を運ぶ影が迫りくる。短編ミステリー集で、一話完結でありながら、常に「二人」に対する謎が追走しているという仕組みの作品。
 困ったことに、特に推薦する短編は見つからなかった。何故なら、どの話も秀逸で見事なトリックがあり、伏線があり、どれも推薦したい一話ばかりだったからだ。そして、短編でありながら絶妙につながっている壮大な物語だからだ。
 
 この作品に出会えて良かったです。作者様に感謝です。

 是非、是非、御一読下さい!

★★★ Excellent!!!

錬金画家とその相棒が織りなす異世界ファンタジーストーリー。
キノの旅を思わせるような構成で、基本的に一話完結なのでとても読みやすい。
また、主人公と相棒の会話もシャレが効いていて、読んでいてとても楽しかったです。
素敵な物語なので、ぜひ読んでみてください。

★★★ Excellent!!!

 この物語は冒険と言うより旅行記と言った方が良い。
 錬金画家のドルと奇妙な鳥ウイングの珍道中。大それた目的などないぶらり旅。
 魔族と戦って世界を救うとか、戦乱の世界を統一するとか、そ~んなお題目に胸焼けした貴方、本作でまったりと一人と一羽の旅を楽しみましょう。

★★ Very Good!!

錬金画家という独自の職業にスポットを当てた「そうぞう」の豊かな作品。
比重が錬金――科学の祖たる故か技術寄りっぽいのも雰囲気が素敵。
流浪の画家は人に踏み込んだり踏み込まなかったり。
ドライであるようで、何か思うところもあったり。
理解者が『相棒』だけと見えつつも、それにも少し影があったり。
パーソナルなところが見え隠れしたりと。
どことなくその『つかみどころのなさ』を空気感で感じ取れるような。
芯はあるけど、底が知れない井戸を除くような妖しさを秘めています。

★★★ Excellent!!!

錬金画家、描いたものを具現化する力をもつ画家のこと。主人公のドルはそんな力を持っていて相棒のウィングと旅をしている。二人の何気ない会話を聞きながら一緒に旅をしているような感覚で読める。

知的でありながらくど過ぎない文面が読みやすく、ついつい没入していますね。
彼らと共に、アテもない旅路を歩んでみるのもいいかなと、レビューさせていただきました!^_^

★★★ Excellent!!!

ファンタジーの話としても面白いです。キャラクター造形とか世界観とか上手ですし。

でも、時々、変化球で読者の思惑を外してきます。
何にも事件が起きず、主人公が想像するだけの回もありますしね。

うーん、と首をひねってやっとさっき気づきました。

ああ、これ。ミステリーなんだ、と。

両属性持ちの方へ。お勧めです。

★★★ Excellent!!!

読んでるとクセになりますねこれ。

主人公のドルと創作アヒルのウィングが出て来るんですけど、二人の掛け合いが段々と中毒のように効いてきて読み進むにつれ、「次の話は? 次の話は?」ってなります。

ていうのは話の構成にあると思うんですけど、毎度変わらない二人の設定とその時々で出会う異なる特色を持った街の人々の掛けあい、分かりやすい構図なのだけど飽きずに延々と読めます。教訓めいたお話ばかりなので「ほお、そうかあ! 今度はそう来るかあ!」と感心しっぱなしでした。

どうやって考えてるんでしょう、気になります。

★★★ Excellent!!!

頭の切れる錬金画家のドル。
なぜか喋る鳥のウィング。

そんなひとりと一羽の珍道中です。

世界観が丁寧に造りこまれており、また話によっては小さな謎ときもあったりして楽しめます。

基本的に一話完結型で気軽に読めるのでオススメです。
私は異世界転生ものやハーレムものはほとんど読まないので、こういう良質なファンタジーがもっと増えてほしいなぁ…と思った次第であります。