完結までの燃料のはなし

 読み続けること、書き続けること。

 どちらも完結まで導くのに重要な事柄だとワタシは思います。

 換算一五年間たった独りで創作をしたワタシが言うのです。だから未完結が多いんだよと、自ら気が付きました。


 読み手は、その物語が完結まで見届けたい物語なのであれば、『読み続けること』のたったひとつが確実に作者への応援と活力になるでしょう。

 書き手は、たとえ誰のためであれど『完結まで書き続けること』はアイディアのアウトプット(自ら構築したネタの証拠)と今後の能力の磨きあげになるでしょう。


 この二つが拮抗し、共存しないと、web上に公開された物語は完結まで向かいにくいのでは、と思うこの頃です。




 結局何が言いたいのか。

 その物語は、書き手のみならず読み手の方とも作っていることもあるのだということです。




 書き手が密やかに『こういう物語があったらいいな』と思ったことで物語を書き始めることが大多数かもしれません。

 ですが、投稿なりをしたあとは確実に書き手はあぐらをかいてふんぞり返り──ではなく、画面の向こうの人に「ニヤニヤして欲しい」「泣いて欲しい」「ドキドキして欲しい」「感化されたと言って欲しい」……と思って、肩を弾ませ膝をルンルンとさせているわけです、きっとね。




 だから「最新話を投稿しました!」という宣伝を見かけたら、それがあなたの読み続けている物語だったのであれば、確実にいつかは読みに行ってあげてほしいと切に願っています。

 そりゃ「忙しくて読みにいけない」「まとめて読みたい」など様々理由はあるでしょう。

 ワタシだって「章毎にまとめて読みたい」という欲があることに最近気が付きました。


 ただ、書き手は「あなたのために」と書いていることがあるかもしれないということ、ほんの少しだけでいいので覚えておいて欲しいと思います。

 気味の悪いプレッシャーで申し訳ないのですがね。過去のワタシがこうだったので、覚え書きとして。




 ただの読み手、感想も残せない読み手、などと決して思わないで欲しいです。

 あなたの『1PV』にどれだけ創作意欲を頂戴できているか、どれだけ上質な燃料ガソリンを補給していただけていることか。


 カクヨムには便利なことに『応援マーク』があります。

 あれが押されているだけで腐った卵も蘇るような心持ちにだってなれるのです。

 「この人はここまで付き合ってくれた、今後もがっかりさせない上質な一話にしよう」と、書き手なら思うものです。


 そうして着実に、共に歩んでくださっている方が居るということ──こんなに心強く嬉しいことはないのです。

 その上での感想なりレビュー文だったりなのです。そこを無理することは絶対にないと、ワタシは思います(前回のレビューのはなしはあくまでも個人的目安のお話なので)。


 書き手も読み手も、互いが『完結まで続ける』ことに同じ意味があります。

 本当に期待しているのならば、寄り添い合って、共に構築できるような姿勢でいたいなとワタシは思ったのです。



  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます