12.ママは強し ♡

(8月24日土の日)

うう…スティファニーです。

昨日は、酷い目に遭いました。

トラウマが悪化したせいでブルマまで穿かないと落ち着かなくなっちゃったよ。

もう諦めてズボンを穿けって?冗談じゃないよ!そこは女としてのプライドが許さない!

意地でもオシャレなスカートを穿いてやるんだから!


「ママ、昨日のお返しだよ!」

ビビッと強制命令のスキルでママをノーパンにしてやるわ!


パサァ・・・


「あらあら、たまには良いわね。スッキリするわ♡」

眉すら動かさないでパンツを脱ぎ捨てる反応の薄さ・・・余裕な顔しちゃってー!ムキーッ!!

あ、時間があんまり無いしアル君を起こして朝ごはんを食べちゃおう。


「ほら、アル君起きて。朝だよ。」

「・・・おはよう。・・・!?」

アル君が着がえ始めたけれど様子がおかしい。一体何が?

ソワソワと落ち着きなく何かを見ているけれど・・・ママのパンツ!?


「ママ、これは預かっておくからね。」

目の毒はアイテムボックスにしまっちゃおうね。

アル君ガッカリするなし!うーん、雄の本能が目覚め始めてるね。

8歳になるまで同じベッドで寝るつもりだったけど場合によっては短縮しないといけないかな?


ご飯を食べたら孤児院へGO!

ママめ!なんて大胆で自然な足運びなの!?全く違和感を感じさせないとは!?


アル君を預けたのでギルドへ行こう

「私は、サーシャちゃんの所に行くからお仕事頑張ってね♪」

「分かったよ。お昼ご飯はどうするの?」

「今日は、サーシャちゃんと一緒に食べてくるわ♪」

「うん、分かったよ。いってらっしゃいママ」

おっと私もギルドに行かなきゃ!



いつも通りの依頼争奪戦が終わった後、エミリー先輩が接触してきた。

『例のブツは?』

『はは、こちらに…』

スッと密閉容器を差し出す。密閉しているのは、万が一にも匂いを漏らさないためだ。

女性の嗅覚をなめたら痛い目を見るからね。特にスイーツ関係では。

声も念話で他の人に聞こえないように配慮している。

『確かに、受け取った』

『貴重な品なのであまり提供できないですから、くれぐれもヨロシクお願いしますね。』

『今後は、時々わけてくれたらいい』

『はは!善処します。』

・・・よし、取引は終了だね。

ふぅ…周りにはバレてないわね?

数人分なら何とかなるけど全員分を用意するのは無理だし私の食べる分が減っちゃうからね。

地球・・でのバイトが増やせればいいんだけど・・・


そう、例のブツと言うのは地球のスイーツで私の大好物レアチーズケーキなの。

空も飛べるなら世界も飛べるだろうという考えでやってみたら地球に行けたよ。


100年以上経ってるから大分様変わりしちゃって実家の場所も分からなくなっちゃってた。

ウロウロしてたらコスプレイヤーと間違えられてカメラ小僧共に写真を撮られまくっていたの。

偶然通りかかったスカウトの人に丸め込まれて、たまに顔を出した時に写真を取らせるって条件でお給料をもらうことができたよ。

お金は電子マネーオンリーでもう実物の硬貨や紙幣は存在してなかったね。

デバイスの形は色々あるけれど私のは、腕輪型で、スマホ・パソコン・財布・身分証・保険証・クレジットカード、etc...が合体した便利アイテムでこの中にお金がチャージされるの。

科学の力ってすっごーい!

と言うわけで、お給料分は好きな物を買えるんだけど余裕があるとは言い難いからね。

エミリー先輩だって取り分が減っちゃうんだから見つかるようなヘマをしないで下さいよ。


勤務を無事終えて、お昼ご飯を片手に孤児院へ向かう。


昼食後、しょぼくれた顔で男の子たちが昨日の事を謝ってきた。

「きのうは、ごめんティファお姉ちゃん」

「オレも、ハンセーしてる。」

「ごめんなさい、もうしません。」

ほろりと涙がこぼれる。


「私こそ、昨日は皆のこと叩いちゃって御免な、に゛ゃあ゛あ゛ー!!」

バサリとスカートが捲り上げられた。

「「「「よっしゃー!!!やったぜー!!!アオだー!!!」」」」

残念!紺色のブルマだよ!


「ふ、ふふふ・・・覚悟はいいか糞ガキどもー!!」

バキバキと指を鳴らしてにじり寄る。

「「「「に、にげろー!!!」」」」

逃がさんぞ!

とっ捕まえて拳骨ラッシュだよ。ちゃんと手加減はするよ?


「「「「ご、ごめんなさい。もう二度としません。」」」」

「もう、ホントに男ってば・・・」

油断を誘って女の子のスカートを捲るなんてサイテーだよ、もう!

悲しいのはここにアル君が含まれてることだよ。

あ、女の子達が指を鳴らして待ってる。

手加減はしてくれるか分からないけど自業自得なんだから頑張ってね?


それにしてもブルマ穿いてて良かった。

昨日トラウマを克服してエロエロでスッケスケのパンツなんか穿いてたら二度と立ち直れないところだったよ。

これは、本格的に対スカート捲りの修業しなくちゃいけないね。



さて、夕方になったので宿に戻ろう。

夕食と温泉入浴を済ませてから、ちょっと真面目な話があるのでママを中庭に呼び出した。

周りには聞こえないように防音をする。


態々わざわざ呼び出して防音までするなんて恋バナかしら?」

「違うよ、種族について聞きたいの」

「私が分かる範囲ならね」

こちらの真剣さが伝わったのかママも神妙な顔になった。


「ママは、ハイエルフって知ってる?」

「・・・エルフの女性で王族の血を引く人だけ稀に進化する種族よ。私の御婆様がハイエルフよ。ご存命だけれど隠居をされているので何処にいるのかは知らないけどね。稀に手紙が届くのよ」

そうかー、曾御婆様がハイエルフね・・・


「じゃあ、パイエルフは分かる?」

「・・・(ニコニコ)」

「あれ?ママ?」

「ムキーーーっ!!!」

ママが突然バーサク状態になって襲いかかってきた。


「にゃぁあ!ダメ♡そんなに強く揉んだら・・・あっ♡お胸が熱い…何かが、あ♡はぁああ♡でちゃッ――――!?」

「はぁ、はぁ、はぁ、酷いよママ…」

ブラジャーの中がしっとりして気持ちが悪い。

「まだ子供だからほんの少ししか出なかったわね…」

「どういう、ことなの?」

「成人のパイエルフはね、好きな時に母乳がだせるのよ!」

「・・・そうなんだ、それで?」

「それだけよ」

「それだけなの!?」

ある程度は予想していたけれど思った以上に酷い内容だったよ!



とりあえず部屋に戻ろう

アル君は先に寝ちゃっていた。一人で放っておいたのに幸せそうな寝顔をしている。

湿ったブラジャーを新しいのに替えちゃおう。


防音をかけ直して話の続きをしよう。

「ねぇママ、さっきの話だけどパイエルフって何か困ることってあるの?」

「成人したら時々搾らないとお乳が張っちゃって大変なことになるらしいわ・・・ムキー!やっぱり羨ましい!」

また暴走した!?


乱暴に私の胸を揉みしだいてくる。

「やぁああ♡待って!さっき出したばかりなのにそんなことされたら・・・あ♡ああああ♡♡♡」

じゅわーっとブラを突き抜けてパジャマにまでシミが広がった。せっかく新しいのに替えたのに。


「ひっ…く、うう…やめてって言ったのに…」

「ごめんね、途中で正気に戻ってたけどティファがあんまりにも可愛いから」

突然ママが口にねっとりとしたキスをしてきた。

私の膝に当たっているママの股間もじっとりと湿っていて発情しているみたい。

「んちゅ…愛してるわよティファ」

「やっ、私は怒ってるんだ…から…んはぁ、んんッ♡」

絡みつくようなキスに意識を溶かされて私からもママを求めて舌を絡めた濃厚なキスを交わす。

次第に私達は、お互いの体を擦り付けあって愛を確かめあっていく。

繰り返される快楽の波にのまれて私達は抱きしめあったまま眠ってしまった。

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