二番目に生まれた私

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★★★ Excellent!!!

兄弟や姉妹って、どうしても周りから比べられてしまいますよね。特に一人が飛びぬけて優秀なら、残る一人にかかる重圧やコンプレックスは相当なものだと思います。
両親は比べる事無く育ててくれたけど、本当にそうだろうか。両親の葬儀、別れの日だと言うのに、そんな疑いすら出てきてしまいます。
だけどそんな彼女に、母親からの手紙が送られました。

両親がどういう気持ちで彼女を育てていたのか。彼女を見て、どんな風に思っていたのか。そこに書かれていた言葉に、思わずホロリとさせられます。

★★★ Excellent!!!

優秀な姉と比べて、平凡そのものの、二番目に産まれた私。
事ある毎に姉と比べられ、「お姉さんは優秀だったのに」「本当にあの人の妹?」と、心無い言葉を言われる毎日。
言う方に悪意は無いのでしょうけど、何年もこんな事を言われ続けられた方は、コンプレックスを拗らせてしまいます。やがて優しい両親の愛情にさえも、うたがいの目を向けてしまう。本当は、自分は愛されていないのではないかと。

何をやっても姉のように上手くは出来ない。だけど、本当は彼女には、お姉さんにも負けない、一番の物をもらっていたのです。
生憎それに気が付いた時には、大きなものを失っていました。だけど読んでいて、これで全部終わりだとは、どうしても思えませんでした。

自分が貰っていた大きな物。それをしっかりと受け止めて、コンプレックスなんてはねのけて、前に進んでほしいと、切に願います。