光の三分間と声と言葉の青春

登場人物紹介

【チーム：厨時代】

鷹岡哲仁（たかおかあきひと）

　県下随一の秀才が集まる富岡高校（とみおかこうこう）理数科を受験したが、倍率1.0倍で落ち、富岡第一高校（とみおかだいいちこうこう）特別進学コースに進学。あだ名はアキ。

　入学当初は友達がいなかったが、夏合宿を境に、徐々に声をかけてくれる同級生が増えてきた。

　勉強はあまりやらず、期末考査の成績は、毎回底辺争いをしている。

　詩のボクシングでは、本音をぶつけるポエムを得意とする。

　ディベート部所属。一年二組。

松里涼栄（まつざとりょうえい）

　クラスのいじられ役。あだ名はリョウエイ

　実は声優を目指している。そして、みんなに隠れてファンタジー小説を書いている。

　勉強は人並み。期末考査の成績は中の上。

　詩のボクシングでは、イタいポエムを得意とする。何気に声がいい。

　合唱部所属。一年二組。

中島賢志（なかしまさとし）

　クラスでは寡黙な方だが、ときおり壊れる。あだ名は中島。

実家が医者の家系のため、将来は医者になりたいと考えている。

素直な性格で、勉強はまじめにやり、期末考査の成績は上の中。

　詩のボクシングでは、アドリブを活かした柔軟なポエムを得意とする。

　ディベート部所属。一年一組。

・先生

平井敬子（ひらいけいこ）

英語教師。中央大学卒業。一年二組の担任。三十九歳。

ジャバラバを開発した張本人。ジャバラバ教の教祖。男子学生からの評判は悪い。

　神経質な性格で、高校英語は単語さえ覚えれば何とかなると思っている。独身。

　趣味はカフェめぐり。吹奏楽部顧問。

檜山裕宣（ひのきやまひろのぶ）

　国語教師。富岡大学（とみおかだいがく）卒業。一年一組の担任。四十四歳。

　三歳になる息子がおり、息子のために老けていると見られたくないため、若作りをしている。

　ざっくばらんな性格で、感性も生徒に近いため、生徒からは人気がある。

　趣味はバイク。ディベート部顧問。

神保真美（しんぼまみ）

　国語教師。富岡大学卒業。担当するクラスは無し。三十歳。

　おおらかな性格で、背がちんまい。結婚を前提に付き合っている人がいる。

　元気がなさそうな生徒を見ると、笑いながら背中をビシバシ叩く。

　趣味は手芸。ディベート部顧問。

・一年一組

前場雄基（まえばゆうき）

　優等生でクラスのまとめ役。

　堅実で緻密なポエムを得意とするが、アドリブには弱い。

　放送部所属。

　星井（ほしい）

　前場と双璧を成す一組の優等生女子。

　女子らしく恋愛に関したポエムを得意とする。あまり勝負はしない主義。

　バレー部所属。

内山（うちやま）

　医者の息子であり、おじいちゃんは地元の資産家。地元の某タワーを建てたのも、当時市長だったおじいちゃん。飄々（ひょうひょう）とした性格。

　ポエムは詠まないが、よく檜山先生に、詩のボクシングの運営側に駆り出されている。

　ディベート部所属。

鎌田（かまた）

　モアイ。ボーっとしていて、何を考えているのか分からない。

　部活中でも、何か調べ物をしているのかと思いきや、見えないところでパソコンを使ってソリティアをしていたりする。

　ポエムは詠まず、檜山先生の要請があった時にだけ、詩のボクシングの手伝いをしている。

　ディベート部所属。