3000年ぶりに目覚めた、恐るべき力を秘めた魔王という設定の、最早、異世界ファンタジーの王道といっていい物語です。 しかし他作品と違うのは、あまりにも長く封印されていたため、まだ世界の流れを理解し切れていない点にあると思います。 その点について、本来は部下であるキャラクターたちに軽くイジられ、時にツッコミを返したりと、賑やかな展開は、軽い気持ちで読めるし、楽しめます。 小難しさはなく、迷った時に目に付けば、飛びついても間違いない、そんな印象でした。
清々しいくらい主人公、強いです……でも主人公の強さにはきちんとした裏付けがあると感じます。 そもそも復活した時代の強さの基準には収まりきらな訳ですからチートにみえても仕方ない、だがそれは人間基準の勝手な判断であってチートと言ったら主人公には失礼極まりない筈です。人間とはあり方が違うのですら。小難しい事を書いた様な気もしますが、詰まる所、「面白かった!」という感想です!的外れかも知れない稚拙なレビューで申し訳ないです……