(KAC2)一人っ子

作者 ホシノユカイ

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★★ Very Good!!

 透徹したドライな文体と諦感となにがしかの優しさで成りたつ三位一体のお話。自分の責任でもないのに自分の人格をあーだこーだと決めつけられるのは非常に腹立たしい。
 主人公の独白はそうした圧力への ささやかな抵抗であり、またその記録でもある。さしあたり、金に余裕があるのなら 腹いっぱいお菓子を食べてほしい。

★★★ Excellent!!!

兄だから、姉だから、弟だから、妹だから、兄弟がいないから……。
年上として、年下として、一人っ子だから。
それぞれ家族内で与えられた「立場」のようなものはあるのかもしれないが、だからといって個人の性格までも断定するのは早計である。
そういった偏見に対する著者の見解が述べられている、素朴なエッセイ。