★★★ Excellent!!! 愛情と紙一重の気持ち 夢月七海 淡々と進む生活や変わらない都市の風景の中でも、主人公の女性の心の揺れが事細やかに描かれています。 彼女が自分の気持ちに気が付かされる場面では、こちらもはっとさせられました。 また、タイトルの「また会いに来たよ」の使い方が、非常に見事だと唸ってしまいました。 レビューいいね! 1 2019年8月3日 21:40
★★★ Excellent!!! 作品の面白さを超えたところ 伊東デイズ 冒頭から引き込まれました。 作者様の簡潔ながら読者を掴む心理描写は言わずもがな。 一つの別離の軌跡をもっと長く書くことも可能だったでしょう。 面白くてもやがて忘却に沈む作品が多々ある中で、心に残るものは少ない。 しかも、最後の同題異話でしっかり最後をまとめています。 ……また会いに来たのは誰なのか? きっとそれは、より強くなったもう一人の自分なのだ、 と読了後に思ったのです。 レビューいいね! 2 2019年3月19日 22:50
★★★ Excellent!!! すごい勢いで★がつく ぴおに そのことを納得できる。 喪失感という目に見えない、誰しも抱いたことがあるであろう感覚を見事に描写したお手本のような作品です。 レビューいいね! 3 2019年3月10日 18:09
★★ Very Good!! 消毒 マスケッター 傷口を不潔にしたままだと化膿が進み、やがてガスエソという非常に恐ろしい症状を起こす。医学の発達した現在では大幅に治癒率が上がったものの、それは秩序だった文明社会での話だ。ガスエソを起こすような環境は、大抵が文明と遠く切り離された状況である。だから、傷口は消毒しなければならない。程度によっては飛び上がるほど痛いだろう。 主人公は、あわや精神にガスエソを起こすところだった。あやふやに閉じた傷口をこじ開け、患部を摘出して消毒するのはいかばかりの苦痛だったろう。リハビリが一日も早く終わるよう願ってやまない。 レビューいいね! 2 2019年3月10日 14:15