東京ドラゴンスレイヤー

作者 パクリ田盗作

いまこの東京は、たまたまドラゴンが現れていないだけかもね

  • ★★★ Excellent!!!

本作の1番魅力的な点は、設定全てが理にかなっているために、世界がリアルなことです。

2019年現在、我々の世界には、ドラゴンが現れたりモンスターが地下から溢れてきたことはありません(当たり前ですが)。
でも、もし本当に1990年代にドラゴンが出てきていたら、こんな風に法が整備されて・こんな風な団体ができて・こんな風な職種や報道や習慣があるかもしれない……と思ってしまうくらい、リアル。

シーカーと呼ばれる冒険者のなり手も、皆が皆ボスを倒したいわけではなく、お金のためだったり、憧れだったり、家庭の事情だったり。
本当に、「職業」なんだなあという感じ。

そして、普通の冒険物語ではあまり見たことがない、本当にボスのドラゴンを倒そうとしている主人公の方が異様な人物……というのも、主人公の復讐への執着心が強調されていて、セリフ一言一言が重いです。

「ドラゴンが居ない方の東京に住んでて良かった……」と思ってしまうくらい、リアルな命がけの戦いを読めるお話です。

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