記憶喪失で見つかった少女が、風の都に住む寡黙な青年の家に居候しながら暮らしていく話です。
登場人物は、青年の幼馴染や、それぞれの住む都の住人。
皆魅力的な人物で、主人公のことを思いやり、自然に仲間として売れ入れて過ごしていく様子が、心温まります。
舞台となる都は4つ。
主人公たちが住む風の都に加え、火炎、大地、水と、自然の特色がある場所で、どの都の情景も、美しい街並みが目に見えるようです。
妖精や人魚など、人以外との触れ合いも、和みました。
終始穏やかな雰囲気で、絶対に平和な世界だけが続いていくんだという安心感を抱きながら読み進めていきました。
心洗われたい方は是非読んでみてください。