女神の白刃

作者 玉椿 沢

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★★★ Excellent!!!

対戦を経た世界。
戦いが収束しても、剣士は剣を求めて奪い合う。

権力と暴力による制圧。
シリアスな内容ではありますが、主人公が明るくて朗らかなキャラなので、サクサクと読み進めることができます。

『本業は旅芸人、剣士は不本意な副業』
その主人公が、知恵と勇気で立ち向かう姿は、逞しさすら感じます。

作者様の世界観とその筆力は素晴らしく、脳天気な主人公が今後どのような活躍をするのか、これからの展開が楽しみな作品です。


(第40話 「先生とお友達」拝読後のレビュー)

★★★ Excellent!!!

どの時代にも象徴的なヒーローがいましたが
この物語には、ヒーローの歴史を編み込んだような特徴的な主人公が存在します。
それが主人公のファンです。
明るく朗らかで、のほほんとした雰囲気の彼ですが、能天気な素振りの裏には、知性と真っ直ぐな使命感を持っています。
権力と暴力を身にまとう悪い大人に、ファンが知恵と勇気で立ち向かい、見事勝利する姿はとても爽快です!
そんなファンの相棒は、姉と慕う年上の少女エル。二人の間には信頼という絆がしっかり結ばれ、ギャグやエロに走ることなく、洗練された感情で思い合う姿が綴られています。
主人公たちは一貫して「権力と暴力による制圧」を「知恵と勇気と愛情」によって鎮火させていきます。ですが普通にやると内容が薄くなってしまいます。この物語がそうならないのは、作者様による構成のうまさが根底にあるからです。あっと驚く仕掛けや展開に唸ることでしょう。