第23話.異世界の過酷さ
「なぁ、ミリカ、今まで、その〝作り話〟の中でしか見なかった魔法を、実際に目の前で見てどうだった?」
「え!?そりゃ~、凄かったし、迫力あったし、感動したよ!!テロリストに人が襲われたり、私も、色んな人に狙われたり、大変だったけど」
「そうか・・・・・・でも、魔法がある事は、良い事ばっかりじゃないんだけどね」
「え!?そうなの!?何で!?」
「そのうち分かるさ」
「そっか・・・・・・」
「それと、ミリカ、今日、ミリカを自分の都合の良いように使おうと考えてるヤツらに狙われて大変だったけど、おそらく、今日、襲いかかって来たヤツらは、まだ、懲りないだろうし、今日のヤツら以外にも、まだまだ襲ってくるヤツがいるかもしれないよ」
「え!?私、まだ襲われるの!?それに、他にもまだまだ襲ってくる人達がいるかもしれないって!?」
「うん。分からないけど。自分の利益のために他人を襲うような悪いヤツらは、そう簡単には懲りないし、ミリカが動物の言葉を理解する力を持ってるのは、もう、かなり有名みたいだからね」
「そんな・・・・・・?」
ミリカは、泣いた。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます