第20話.え!?また!?ガム噛んでる場合!?

数週間後、ミリカは、いつものように「MaGistic Security Guard」のメンバー達といた。だが、そこへ、銃を持った男達が何十人もやって来た。






〝バン〟






「何だ?」


「おい!ここに、動物の言葉が解る娘がいるだろ?」


「何でそれを!?それに、何でここが分かった?」


「その娘の事は有名だよ。何でここが分かったかなんて簡単だ。


その娘は、大体、ここのリーダーであるお前と一緒にいるんだからな」


「くっ!!この娘に何の用がある!?」


「ソイツのその能力を使えば、良い金儲けになると思ってな~!!だから、さぁ、大人しくソイツを渡せ。そうすりゃ、何もしねぇでやる」


「この娘は、道具じゃない!!」






〝バン〟






「クソッ!!仕方ない!!皆、戦うぞ!!」


「了解!!」






ギーゼフ以外のメンバー達は、ガムを噛んだ。






「えっ!!こんな状況でガム!?」


「あ~、そうしないと、戦えないんだよ」


「えっ!?どういう事!?」


「詳しい話は後だ!!」






皆、ガムを膨らまし、そして、弾け、消えた。






「あっ!!コレ、あの時も同じだった!!」






その時、ミリカは、ゼドルと出会った時の事を思い出していた。






「おい!!大人しくしてるヒマなんかねぇぞ!!俺達は、のんびり待ってやるほど気が長くねぇんだ!!」






〝バンバン〟






「ンなこたぁ、言われなくても分かってるよ!!」


ゼドルは、銃弾を止め、ひっくり返らせて飛ばした。






〝バババババン〟






〝グシュアッ〟






銃弾は、男達の手や腹などに当たり、男達はケガをした。






「うわ~~~っ!!!」






ミリカは、


(コレは、あの時と同じ魔法だ!!)と思った。






「仕方ない。今は、手加減してる余裕なんてない。お前ら、あとは


何とかしといてくれ!!俺は、ミリカを連れて逃げる!!」


「了解!!」

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る