【このしにはいりたもうや】

この死に這入り給うや

煩わし風情お頼み申す

是 願い叶えたもうや


極四季短冊に切り盗られ逝く

あいのかたち 散開

山海さんかい弐舞にまり昇り

何を歪むか つら


詩に曝せ

表裏おもてうらあわ壱丁いっちょあがり


阿呆鳥の余は永く

酔いに余韻に葛折つづらお

夜は短し好いに処す


晴れ時々行き交う雪に

どきどき身は浸りひたりと

解きて感嘆府 蕩け黙る


たまさか共に翳這わせ

踏みつけるは生涯障害とて

願い叶わんと杞憂と除す

我、みざるいわざるきかざるとも


天はおごり地はくさ

よそハよそとおくゆかし、

我道がみちふみけツツうだうだ

多々阿呆らしくシヲらしく

他ばかり草刈りコロがシて


覆ってしまお、瞼の裏に

囲って終お、葛籠つづらの奥に


時に負われて往きたくなくとも

おおいくだされば、ならば、蹌踉そうろう

為さるならば、並べて候


ときともにさらばさらばとしにさらせ

時と喪に去ら婆娑羅バサラば徒死に曝せ

此の詩に背理給う夜に










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