111(November_first)

作者 adhuc

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  • 世界観のあらすじへのコメント

    コメント失礼します。
    重厚な世界観を構築されている事が伺われ興味を唆られれます。

    ただ、世界統一事変の後、宗教や文化的な軋轢が生じるのでは、と少し疑問を抱いてしまいました。
    CMHとロウによる対立はあるものの、人種や民族による差異に関しては取り上げられていないようなので、ハイドラがどのようにして人類統治を行ったのか設定的に気になってしまいました。


    追記
    詳細なご返事恐縮です。ありがとうございました。

    クーデターに関しては今後の展開に関わってくるのですね。無粋な質問をしてしまいすみません。
    少し時間はかかってしまうかもしれませんが、楽しみに拝読させて頂きます。

    作者からの返信

    橘 ミコトさん。コメント有難うございます。

    ハイドラのクーデターがどの様にして行われ、なぜスムーズに国家の解体が行われたのかは、後のストーリーに関わる事なのでお答えできません。申し訳ありません。

    ですが、答えられる事柄については、あらすじに載せなかった設定も交えて説明したいと思います。


    宗教について。

    これは僕自身の勝手な思い込みかも知れませんが、
    僕は宗教=非科学だと考えています。
    なので、「志ある者達」が国家が消失させるという極めて重大な変異を短期間で遂行し、地球全域をハイドラが支配した。そのハイドラにより、国家間で秘匿されていた様々な知識や技術が人々に齎された世界。
    その中で起きた混乱や歓喜の中で、人々は教えや戒律に心を任せる事から、物質や技術で心を満たす事を優先する様になります(宗教=過去の価値観という見方が一般的になる)。しかし当然、これに反発する団体や宗教も存在したでしょう。しかし結局は、不可視の神秘性を重んずる既存の宗教は、NG暦となり、百年近くの歳月を経る内に衰退してしまいます。そして現在の世界ではほとんどの人間が無宗教であり、宗教も、より物質的な物(肉体や自然など)を崇める宗教が主流となっています。
    魂の牢獄事件で、カルト組織が猛威を振るった事も一因であるといえます。


    人種や民族について。

    まず人種についてですが、かつてはヨーロッパ系やアフリカ系などと生まれごとに名称を分けて人を呼んでいましたが、これについては、国家が解体され、CMHが登場し、ロウと呼ばれる存在が登場した時点で、既存の人種の基準から換装者(CMHとBFESを身に着けた者)とロウという二つの人種が誕生します。そして「人類の春」が起きた事で、敵の敵は味方と言うとおかしいかも知れませんが、肌の色に構ってる場合じゃない。と言う風に、換装者は換装者で、ロウはロウで、と言う風に、人種が二つに単純化された経緯があります。なので、NG暦ではそれ以外の人種的差別は存在しません。
    しかし、情報化不全症が原因で換装「出来ない」人間は社会の中で受け入れられていますが、人類の春に参加した人間の家族や、自分の意思でCMHに換装「しない」者などは、未だに魂の牢獄事件を引き起こしたカルト組織と同一の思想を持つ者や、そのカルト組織を母体とした「紅き螺旋」の一員であると看做され、迫害の対象になっています。
    自分の意思で、生身の人間でいたい。と思うだけで差別の対象になり得る訳ですから、NG暦では、差別問題はより深刻化しているとも言えます。
    特殊な例では、魂の牢獄事件被害者である第一世代も、その待遇をめぐって差別の対象となる事があります。

    民族について。
    これも人種と同様です。首都である「グロウサイド」から離れた地方や、ネストの一部などでは未だそういった価値観が根強く残っている場所もありますが、それ以外では、生活の一部にかつての風習が溶け込んでいる程度で、「民族」という括り自体は非常に薄い物となっています。

    そしてあらすじについても、これは後出しジャンケンのような物になってしまうので大変恐縮なのですが、
    ここに語られている歴史とは、「ハイドラが公表した情報」と、「そこに住む人間達で共有されている情報」を混ぜた者であり、必ずしも真実ではない部分もあります。

    これは余談ですが、
    CMHは、Completely Mechanized Humanbodyの略です。
    しかし、CMHにはCross My Heartの略と言う意味も隠してあります。
    この言葉は、ハイドラが世界統一事変を起こした理由に関係しています。

    最後に。
    橘 ミコトさん。私の小説の世界観に目を向けてくださり有難うございました。小説を書く上での励みになりました。
    私の回答が、疑問を解消する一助になると嬉しいです。

    2019年4月22日 15:08

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