45話〜大喧嘩=ビスカVSコトネ

 ここはティールの街の外。


 そこにガルド達がいて、ビスカとコトネが喧嘩をしていた。


「……コトネ!アンタね。いい加減にしなさいよね‼︎ 」


「ビスカおばさん。前から、言おうと思ってたんだけど、その派手な服似合ってないから」


「あのね。コトネ、私が何を着ようと、アンタに関係ないでしょ!それより、さっきの攻撃は何なのよ⁉︎」


「何なのって!ただ普通に、攻撃しただけですけど」


「あのね、前も言った筈だけど。何で、そんなに力のコントロールが出来ないかなぁ。それとも、わざとな訳?私に攻撃当てたのは!」


「だから。さっきも言ったけど!そこにたまたま、ビスカおばさんがいただけなんですけど。てか、ビスカおばさんこそ、その後有無を言わさず。私に攻撃してきましたよね?」


「お前達、いい加減にしろ‼︎ そんなくだらない喧嘩している場合じゃないだろう⁉︎」


「ごめんね、ガルド。これは、私とコトネの問題なわけで、ダーリンでも口を出して欲しくないの」


「ダーリン……って、あ、いや……だから……」


「困ったわね。ガルド、どうするの?一応、カトレアがブラット達を呼びに行ったけど。このまま放っておいたら」


「まさかなぁ。こんなくだらない事で、先に進めなくなるとはな」


「レフィカル!?くだらないって?言ってくれるじゃないの」


 レフィカルの身体中に悪寒が走り、


「あ〜、そうだなぁ。確かに、くだらない訳ないよな……」


 と、誤魔化した。


 ビスカとコトネの喧嘩は、なかなか治らず、段々とエスカレートしてきた。


 すると、ビスカはいきなり、


 《ロック ビート フォール!!》


 呪文を唱えると、空に暗雲が広り、そこから無数の岩石がコトネ目掛け降って来た。


 コトネは、それを見るなりすかさず避けようとするが避けきれず攻撃を受けた。


 それを見ていたガルドは、慌ててコトネを助けようと岩石に攻撃しようとした瞬間、無数の銃弾が暗雲と岩石めがけ放たれた。


 そしてビスカの魔法はかき消された。


 ビスカは驚いて、その銃弾が放たれた方を見ると、そこにはカトレア達がいたのだった…。

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