60.3種の戦車
まず10式戦車だが、陸上自衛隊が2010年に正式採用した純国産戦車で、その正式採用された年の下二桁の数字を使い〇〇式と表している、これは前回召喚した89式装甲戦闘車も同様だ。
この10式戦車は主兵装に44口径120㎜滑腔砲を装備していて砲弾の装填方法は自動装填装置によって行われる、副兵装に12.7㎜M2重機関銃を砲塔上部に、主砲と並ぶように74式車載7.62㎜機関銃を装備している。戦車砲の携行弾数は22発。
乗員は車長、操縦士、砲手合わせて計3名で運用されている。
10式戦車の特筆すべき点はまず直進しながら射撃する「行進間射撃」と大きく左右に蛇行しながらの正確な行進間射撃を行う「スラローム射撃」、さらに急速に後ろに進みながらの「後退行進射撃」を全て高度なFCS(Fire Control System 火器管制装置)によって安定的な射撃が可能なことだ、さらに前進はもとより後進するときも70㎞/hの速度を出すことができることも出来る。
日本の狭い地形や市街地戦も考慮し44トン(幅3.24m 高2.3m 全長9.42m)とコンパクトな戦車になっていて、今まで制限重量が超えるため通れなかった橋もある程度通行できるようになった。同じ自衛隊内の戦車の90式戦車(約50トン 幅3.4m 高2.3m 全長9.8m)と比べてみても小さく抑えられているのもわかる。
次にレオパルト2A6だが、これは現在のドイツ連邦軍やその他の周辺国が運用している戦車だ。
主兵装は55口径120㎜滑腔砲、副兵装はMG3A1 7.62㎜機関銃を主砲と並んで一丁(主砲同軸)と砲塔上部に12.7㎜M2重機関銃(本来は主砲同軸銃と一緒)を装備している、戦車砲の携行弾数は42発。
乗員は車長、装填手、砲手、操縦士の計4名で運用されていて、上述の10式と違い4名で構成されているのは自動装てん装置を装備せず人力で装填しているためである。
重量は約60トンと10式に比べ重いが、ドイツらしく機動性を重視してか速度は72㎞(前進のみ)まで出すことが可能で、リミッターを解除すると最高で90㎞/hも出すことも可能なようだ、
最後に現代戦車の中でも著名なアメリカ陸軍と海兵隊で配備されているM1A2エイブラムスだ。
主兵装は44口径120㎜滑腔砲(携行弾数42発)、副兵装は7.62㎜M240車載機関銃(エルベ村の時にも使ったM240の車載型)を主砲の隣に(同軸)と砲塔上部の前から見て右に装備していて、砲塔上部の前から見て左に12.7㎜M2重機関銃をRWS(Remote Weapon Station)という遠隔操縦型の無人銃架に取り付けて装備している、計3種の装備でかなりの重武装である、さらにRWSのM2重機関銃を外し40㎜グレネードランチャーに換装することも可能なようだ。
乗員は車長、装填手、砲手、操縦士の計4名。
重量は開発当初は54トンで最高で72㎞/hの速度を出していたが改良につぐ改良で全体重量が重くなり、最新型では65㎞/hにまで低下している。
何故このように三種類の戦車を召喚したかというと、10式を最先鋒でスラローム射撃による敵のかく乱、レオポルト2A6が二番手を務め制圧射、M1A2エイブラムスで各武装をぶっ放してとどめを行う運用をしてみたいと思ったからだ。
(一度やってみたかったんです!この戦車たちが一緒になって戦うのはロマンです……)
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