僕はたまらない

僕はたまらない

たびたび

なぜ自分語りをしたくなるのか

一瞬たりとも同じものにとどまれないのに


僕は僕をちぎって瓶詰めして天井へと打ち上げる

僕でなくなったものが天井に小さくシミを作る

そのシミが薄く消えてしまうころには

僕というものはすっかり散り散りになるけれど


そうして散り散りなった僕が世界を満たし

みんなが僕になったらいいのに

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