第96話 まことのありか

 ユグドラスさんの庭園は、東の山々のなかで最も高い場所にある。

 雲よりも高く、空気は澄んで、周りの山脈は全て霧の下につらなっている。


 こんな秘境だからなのだろう。

 その夜ボクが見上げた星空は、これまでの人生で見てきたどんな夜空とも比べ物にならない、絶景だった。


 大の字になって草の上に寝転ぶと、視界の端から端まで全てが星で埋め尽くされた。

 ここがきっと、世界の天井てんじょうなんだ。



「星がきれいです、バル様……」



 ボクがそうつぶやいてから、少し遅れて──ふさ、ふさと足音が近づいてきた。


「マコって、ひとりごと言うんだねぇ」


「……耳がいいんだ。さすがコニー」


「んふふー」


 コニーは持ってきた荷物の中からがさごそと寝袋を引っ張り出して、ボクの隣に敷いた。


 コニーと一緒に星空を見上げると、魔王城の露店風呂を思い出す。


 こっちの世界に初めて来た日の星空はこんなに輝いては見えなかった。

 そもそもあの時は自分の身体の変化に戸惑うばかりで、それどころじゃなかったけど。



「今日は、星座がつくり放題だよ」


「ほんとー!? それじゃねー、あれはにんじん座!」


 コニーの指先から伸びた一筋ひとすじの光が、夜空へ溶けていった。

 じぐざぐと光を辿たどると、星が繋がって見える。


「あはは、いいね」


「そんでねー、あれがバルさま座!」


「……バル様、しんでないよ」


「ご、ごめん! マコ……」


「ううん」


 ……夜空を眺めながら、ぼんやりと考えた。


 もし彼が、大気の魔素マナの中に溶けていたとしたら。

 ボクの隣に居て、一緒にこの星空を見てくれているかな。


「ね、マコ。……ほんとにそう思ってるんだね」


「……だめかな」


「そんなこと、いってないじゃん!」


「うっ……ごめんね、コニー。ボク、ちょっと……混乱してるのかも」



 コニーはずいぶんと現実的な考え方をする。


 いや──変わったのは、ボクか。


 ボクは前世では家族を失くし、天涯孤独だった。

 悲しかったけど、いつしか乗り越えて生きていかなくちゃと思っていた。


 なくなった命はもう戻らないのが地球では当たり前だし、当然の常識だったから。

 

 それは本来この世界ニームアースでだって変わらないはずの、自然の摂理だ。

 

 そう考えるのが、普通のことなんだ。



「マコ。ほんとは、バルさまといっしょに眺めたかったでしょ。この星をさ」


「そうだよ。今度は、一緒にここに来れたらいいな」


「……」


 コニーは返事に詰まったらしく、黙り込んでしまった。


 ……ボクがおかしいんだろうか。

 まだ現実と向き合うことができない、哀れな子供?

 ミナミやリリニアさんは、諦めの悪いボクに話を合わせてくれただけだったらどうする……?


 いや、そんなはずは──。

 少なくともリリニアさんは本気だった。本気で信じたがっていた。


 だけど、こうも言っていた。

 アタシにはできないって。



「……あのさ。マコさ、もしかして、おこってる?」


「えっ?」


「あたし、こわくて聞けなかったんだけど、バルさまが……。ええと、あのね。バルさまの首輪がこわれちゃったのってさ。自然にそうなったんじゃなくて、王国でなにかあったから……なんでしょ?」


 ボクはそこではじめて横を向いて、コニーに視線を移した。

 いつのまにかじっと横顔を見られていたことに、ようやく気がついた。


「そっか、コニーはあの時居なかったもんね。バル様の首輪が壊れちゃったのは……ノージェさんの仕業しわざなんだ。おそらくわざとじゃなくて、事故なんだろうけど」


「……そうだったんだ。バルさま、負けちゃったわけじゃないんだ……」


「コニー。バル様は誰よりも強い人だよ。に負けるわけ、ないでしょ」


 コニーは表情を曇らせた。

 ボクの内側に残る、行き場を失ったくすぶりを読み取ったのかもしれない。


「……じゃあマコは、ノージェさんのこと、うらんでるの……?」


「まだ恨んじゃいないよ。もしもバル様ともう会えなかったら、恨むかもしれないけど」


「でで、でも。またバルさまと会えるつもりなんでしょ、マコは」


「うん。……けどね、たとえバル様が帰ってきてくれても。あの国の人たちとバル様との関係がこのまま変わらなかったら、同じことを繰り返しちゃうとも思うんだ」


「あたしはそんなの、ヤだよ~……」


「だってさ、どんなにすごい魔法を使えても、人の心を勝手に変えるわけにはいかないもの」


 ボクがそう言うとコニーは、んぐうう~と悩ましいうめき声をあげて草の上を横向きに転がった。

 その勢いで側に置いた荷物にたどり着くと、何やらがさごそと探し物をしはじめたみたいだ。


「……マコぉー。あたしが魔素合戦マナゲーム大会に一人で出かけてったの、おぼえてる?」


「ああ、うん。ごめんね、応援にいけなくって」


「ほんとそれなのー!」


「な、なにが?」


 彼女がやっと取り出したのはよく見慣れたものだった。

 魔素合戦マナゲームに使う、タグだ。


 コニーはごろ、ごろと転がり戻ってきて、透明なタグを夜空に透かして見せた。


「あたしね、思ったの! いくら魔素合戦マナゲームでつよくなっても、マコやミナミと、バルさまが見てくれてなかったらさ。あんまし楽しくないなあって」


「それは、そうだよね」


「フウメイさんにも、ロゼッタにもだよ。あたしが優勝して、やったー! って言うとこ、みてほしかったの……」


「だから、途中で大会を抜け出して来てくれたの?」


「うん。あたしが魔素合戦マナゲームを好きなのは、だれとでも仲良くなれるからっていうのも、あるけど。……でもね。やっぱり一番だいじで一番いっしょにいたいのは、いまの友達だもん」


 ──キィィン……。

 コニーがタグを一枚起動した。

 タグから指を離すと、四角い小麦色の光がゆっくり回転しながら宙に浮きあがっていく。


「……ええと、つまり? コニーが言いたいのは、今の友達を大事にできれば、誰とでも仲良くしなくても大丈夫だよってこと?」


「ちがうのー!」


「ち、ちがうんだ」


「ぜんぜんちがいます!」


「全然違うんですか」


「あたしが言いたいのは、友達がいたらぁ~、……むてき! ってことなの」


「……う、うん?」


 コニーは上半身を起こして、長い耳をぴこぴこと器用に踊らせた。

 今からイイコト言います! というような勿体顔になっている。


「ね、きいて! ロゼッタがね、あたしの耳をかわいーって言ってくれたから、あたしはあたしの耳が好きなんだ」


「……うん」


「魔法もね。あたし、水の魔法を使えたらなってずっと思ってたの。でも、光の魔法でみんなの役に立てたから、光の魔法も好きになれたんだよ。……ほんとはね、それからなの。あたしが全部、なにもかも好きになれそうって思ったのは」


「それは……。ボクもわかるかも」


「でしょー! どんなにヤだなーって思っても、いったんそんなことわすれちゃってさ。好きになれるところ探せば、きっとあるんだよ! あたしは友達がいたから、いろんな”好き”に気づけたの!」


「……友達かぁ。そんな風に思えたら、無敵かもね」


 "好き"に気付かせてくれた友達。

 ボクにとっては……。


 そうだよね、ミナミ。きみが最初だ。

 ボクが新しいボクを好きになれたのは……きみのおかげだった。

 

「マコのことも言ってるんだよー! あたしたち、友達でしょー?」


「うん。もちろん、そう思ってる」


「よかった! ……だからね、マコ。王国のひとたちのことも、キライにならないでほしいなあ」


「……努力してみるよ」


「んふふ~……」

 コニーはにっこり笑って、再び夜空を見上げた。


 ボクも彼女の言葉を反芻はんすうしながら、もう一度寝転んで天を仰いだ。


 ……敵が無いと書いて、無敵。

 相手のことを”敵”だと思うから、争ってしまう。


 だから、嫌な思い出は忘れる。

 過去を水に流すとも言う。そう考えれば、記憶を失くすというのは悪いことだけじゃない。


 ボクは”マコ”になる前は”マコト”だったけど、その前はなんだったろう。

 いまは忘れてしまっただけで、実は何度も転生していた可能性だって否定できない。


 どんな人生だったのかな。

 もしかすると、この世界ニームアースに生を受けるのは初めてじゃないかもしれない──



「──あっ。流れ星だ」


 光の海のなかに、ひときわ大きな星がキラリと流れていった。

 無意識に声が出て、息を呑むほど閃光のように輝いて。


「……」


「ねえ、いまのみた?」


「……」


「コニー?」


「……すかーっ」



 ……どうやらコニーは、ボクが物思いにふけっている間に眠ってしまったらしい。

 ボクはなんとなしに、彼女の手元に落っこちて透明に戻ったタグを拾い、再起動してみた。


 ──キィィン……。

 この音も、いまや懐かしく感じる。


 緑に、青に、黄色に、赤。

 四つの色がまだらに混ざって、タグが力強く輝く。

 いまにも内側から魔力がはじけそうなくらいまばゆく、鮮明に。


 それは、この世界に来た時とは比べ物にならないくらい高まったボクの魔力を表している。


 魔法属性も最初に持っていた風だけじゃなく、水に光に火まで扱える。

 夢魔サキュバスとして他者の魔素マナを取り込んだからか、天弓てんきゅう巫女みこの特異体質なのか、あるいはその両方なのか。

 普通はありえないことらしいけど、現にこうなっている。


 魔素マナ五属性のうち、ボクが持っていないのは”闇”だけだ。

 今なら、どんな場所でも自分に相性の良い属性の魔素マナを集め、強力な魔法を扱うことができてしまいそうだ。



「──ありがとう、コニー。ボク、大事なことまで忘れちゃう所だったよ」


「……ん、むにゃ……?」


 荷物から毛布を取り出して、彼女が風邪をひかないようにそっと包んだ。


 それからボクは目を瞑り、周囲の魔素マナから声が聞こえないだろうかと、耳をすませながら夜を明かした。



 * * * * * * *


 次の朝。

 ボクはコニーがまだ寝ている間に、再び賢竜・ユグドラスさんの元を訪ねた。

 とはいえ一夜を過ごしたのは竜の住処のすぐ近くだったし、今日も来ると約束していたから。



『……おはよう、マコ。よく眠れたかのう?』


「はい、おかげさまで」


 ユグドラスさんは昨日と違って、最初から首を地面の上に出していた。

 まるでボクが来るのを待っていてくれたかのように。


『昨日とはどこか顔つきが違うね。何か”気付き”を得たのかな』


 大きな竜の首が、ぐっと顔を近づけてきた。

 ボクの頭よりも大きな瞳の上で、葉っぱの眉がゆらゆらと揺れている。

 喉の奥へごろごろと空気が流れる音まで聞き取れるほどだ。


「……気付きといえばそうかもしれません。自分が本当に望むものが見えてきました」


『くここ、結構なことだのう』


「教えてください、ユグドラスさん。魔素マナには望みを叶える力があるのでしょう? それなら、既に肉体から離れてしまった魂を取り戻すことだって、できるんじゃありませんか」


『……それは難儀なんぎだのう。”魂”は分類上、魔素マナ霊水エーテルの複合体だ。魂の性質そのものへの干渉は、ことわりに反することだ』


ことわりだなんて。誰がそんなこと決めたんです?」


『……わしなら知っているとでも?』


「えっ。ユグドラスさんでも、ご存知ないのですか」


 ──ふしゅうう……。

 足元を、竜の鼻息が気流となって流れていく。

 ボクはめくれそうになったシャツの裾を思わず押さえた。特に見られて困るような人は近くにいないのだけど。


『……少し突き放したような言い方になるが、許しておくれよ。いまのきみだからこそ言うことだ』


「は、はい」


『やるか、やらないか。できるか、できないか。それをのはきみ自身だよ、マコ。最初に言った通りね』


「ボク、自身──」


『そうだ』


 謎かけのようでもあり、真理のようでもある。

 もしかすると、答えそのものなのかもしれない。


 ──そっか。


 そうだったんだ。


 ユグドラスさんは……なんて、親切なんだろう。



「……バル様も、同じようなことを言っていました」


『ほおう?』


「”できる”ぞ。疑うな。オマエは信じるだけでいいって。彼はそう言ったんです」


 今でもありありと思い出せる。

 フウメイさんに連れられて行った演習場で、バル様がボクの魔法を正面から受け止めてくれた時のことを。


『……昨日まさかとは思ったが、マコ。きみたちの言う”バル様”とは、バルフラムという名の魔人のことではないかね?』


「えっ。ご存知なんですか!?」


『知っているとも。彼は”炎の魔人”と呼ばれ、人々に恐れられた孤高の魔人だった。しかし……。なるほど、なんとなんと……』


「……えっと?」


『あの彼がまさか、教え子を持つほどになったとは。そして、斯様かように慕われ、愛されるまでになっていたとはのう』


 ユグドラスさんは満足そうに大きなまぶたを閉じ、目尻のしわを更に深くした。


 バル様は確かに、一番最初に会った時から変わった気がする。

 まだ一緒に過ごして一年経っていないボクでさえそう思うのだから、以前のバル様を知る人からすれば劇的な変化があったのだろう。



「……では、質問を変えさせてください。どうすれば、全ての属性の魔素マナの力を、より強く引き出せるでしょうか」


『ふむう……? よいだろう。そもそも簡単な話だからのう』


「簡単に考えられたら、いいんですけど……」


 ユグドラスさんは首を引っ込め、ズシンと音を立てて座り直した。

 ボクは昨日魔法でつくった蔦の椅子にかけて、背筋を伸ばした。


『わしらが住む三角大陸トライネントは、この世界ニームアースの中でも特殊な魔素マナの流れを持つ大陸だ。それらは全て、あの天弓てんきゅう祭壇さいだんを中心に起こっている現象なのだ』


「特殊な魔素マナの流れって……すみません。ボク、この大陸以外のことを知らなくて」


『北の王国には水の魔素マナが、西の樹海には風の魔素マナが。そして、この東の火山には火の魔素マナが豊富に循環しておる。土地によって特色はあれど、こうもきっぱりと分かれているのは三角大陸トライネントくらいだのう』


「だから三角大陸さんかくたいりくって言うんですよね。もちろん、形も三角ですけど」


『そうだろうのう。そして、昼は光の魔素マナが、夜は闇の魔素マナが大気に満ちる。さて、考えてごらん。この大陸で最もバランス良く魔素マナが集まる時間じかん場所ばしょは、どこだと思うかね?』


 期待に満ちた眼差しがボクに向けられた。

 確かに、答えはシンプルだ。


「──三角形の中心、ですね。そこには天弓てんきゅう祭壇さいだんがありますけど。時間は、昼と夜のあいだでしょうか」


『ご明察めいさつ。まさにこの大陸の中心だ。そこは夕暮れ時と明け方、全ての属性の魔素マナが高まる”特異点とくいてん”となる。代々巫女みこの祈りが執り行われてきたのも、まさにその時間帯だったのう』


「ですが、その場所は強力な結界が張られていて……天弓てんきゅう宝杖ほうじょうを持つ巫女みこしか立ち入ることができない、というわけですね」


『そうなるのう。それに、どんなに様々な魔素マナがその場に集まっていたとしても、一人の魔素マナの属性は普通なら一つだけだからのう。火の魔素マナに愛されている者なら、火山に居れば事足りるだろう』


「そうですか……ありがとうございます。……なんとか、できそうです」



 ──ボクは立ち上がった。


 今度こそ全てが繋がったから。

 答えは既に、この手の中にある。



『ほおう? さて、果たして魔素マナ真髄しんずいを知ったマコは、いったい何をするつもりかの』


「ボクもその時が来るまではハッキリとは言えません。ですが、なんでもできてしまいそうですね」


『……くここ。きみがそう思うなら、事実なのだろう』


「でも、よかったんですか? ……魔素マナの扱い方を何から何まで、会ったばかりのボクなんかに教えてしまって。下手をすれば、世界を滅ぼすことだってできてしまう力なのに」


 ボクはわざと、にやりと意地悪そうな笑みを浮かべてみせた。

 しかし、ユグドラスさんは少しも動じない。


『かまわないよ。魔素マナたちは、よこしまな心を持つ者には大きな力を預けないからのう』


「……よこしまな心?」


『魂が自我と心を持つように、魔素マナたちにも、小さな心がある。夢と微睡まどろみの中に漂っているような、ほんの微かな波動だがね』


「そっか……。イヤだと思ったら、力を貸さないことだってできるわけですね。魔素マナ自身も」


『その通り。清らかで、信念を持ち、真心まごころと深い愛を持つ者だけが、まことの意味で魔素マナと繋がることができるのだ』


「まごころ……ですか」


 自分の胸に手を置いてみる。

 マコ、オマエならやれる。そんな声が聞こえる気がする。

 

 だってボクの中には、バル様の血を介して取り込んだ、火の魔素マナも流れているのだから。



「──あーっ! マコー、こんなとこにいたぁ! もーっ! あたしぐっすり寝ちゃったよぉ。起こしてくれたらよかったのにー!」


 後ろから、コニーの大声が飛んできた。

 髪はぼさぼさで、寝起きで顔も洗わずにここまで来たような風貌だ。


「ご、ごめんね。あまりにも気持ちよさそうに眠ってたからさ」


「むぅ〜! ……って、あれ? マコ、またなんか雰囲気かわった?」


 コニーはご機嫌ななめを一瞬でどこかにやってしまい、きょとんとした。


「……うん。わかったんだよ、コニー。ボクが何をすべきか。……さあ、行くよ。天弓てんきゅう祭壇さいだんに」


「なにー、なんなのー!?」


「フフ、それはお楽しみ。……それじゃ、そろそろ失礼します。ありがとうございました、ユグドラスさん。また後日、改めてお礼に伺いますね」


『……健闘を祈るよ、マコ』



 ボクは今日、初めて自分が天弓てんきゅう巫女みこだったことに感謝した。

 

 感謝かんしゃすること。

 肯定こうていすること。

 あいすること。


 そして、ゆるすこと。


 それに気付くことができたから。


 ああ、力が無限に湧いてくる──。


 待っててください、バル様。


 今、行きますから。

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