プロポーズ

一緒に歌を歌ってくれないか

君は出鱈目に歌ってくれてかまわない

僕ができるだけ君に合わせるから


君の出だしを待って僕は歌い始めよう

君が一人で歌いたいときは口に出して言ってくれ

僕は他人の気持ちを汲めないことがあるから


もしも声量が足りなくて困ったときは

重厚感がでるようにコーラスをするよ


もしも君が風邪をひいてしまったときは

君の分まで僕が歌うよ


悲しいことがあっても

二人で歌っていればそのうち気も晴れるさ


できれば楽しい歌をずっとずっと歌っていこう


そのうち君はボーカルの座を奪われるだろうけど

僕は君も新しいボーカルもきっとずっと守り続けるよ


僕の声が枯れて歌えなくなるまで

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