愛の記憶

たまにはストレートに愛について語ろうか


愛は形のないもの、見えないもの

この考えはみんな一致していると思う


では人は、何を愛するのだろうか

その人そのもの、見た目の愛らしさ

または財力、その人の内面


俺はみんな違うと思う


人が愛するのは、その人との記憶だ


時が経ち、姿形が変わっても、

その人を愛するのは、

愛した記憶を、その人の中に見つけるからだ


その人のしぐさ、表情、楽しかった思い出

愛の記憶を呼び覚ますものはいくらでもある


では愛するの人をなくした場合はどうか

俺はその愛の記憶はそのまま

別の愛を見つけに行くのだと思う


そう、人は愛を増やすことができる

そして愛すべき対象がなければ生きていけない

愛の記憶はそのままに

新たな愛を探しにいくのだ


それはパートナーとの愛ではないかもしれない

子ども、孫、ペット、友人、はたまた植物だって

愛の対象になりうる


なぜなら、人が愛するのは、

その対象との記憶だからさ

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