第50話 閑話・商業ギルド試験

「どうかお願いしますッッ!!」

「「…………」」


 冒険者ギルドのホールの一角、こちらに頭を下げ頼み込む一人の青年。

 今回の依頼者……になるかもしれない人物だ。

 だがその依頼内容にコロナと共に顔を見合わせる。どうしたものか、と。


「それ、俺らが手伝っていいものなんですか?」

「それより試験なら一人の力でやった方が……」


 そう、コロナの言うとおり依頼内容は試験の手伝いだ。

 試験と言っても学校のではない。いや、ある意味学校より難しいかもしれない。


「でもどうしてもなりたいんですよ、商人に!」


 そう、彼が受けようとしているのは商業ギルドの加入試験だ。

 彼の名前はカイナ。この国の片田舎の町出身で、商店を営む両親の元に生まれた長男だ。

 つまり普通ならば彼が店を継ぐ人物であり、ここにいるより地元で修行すべき人である。


「ここで学び一旗上げればきっと親父らを見返してやれる! だからなんとしてでも王都で店舗を構えたいんです!」


 聞けば父親と店の将来で激しく意見が対立したらしい。

 現状安定している状態を保持しようとする父親と、将来何かあったときのために別の強みを欲しがる依頼者。

 聞く分にはどちらの意見も間違ってはいない。現状何も起こってないなら無理に冒険する必要はない。

 しかし何かあってからでは遅いときもあるため、依頼人の言い分も分かる。

 ただそのためには何かするにしても資金が必要なわけで、失敗する可能性が大きい以上やらせれないと言うのが父親の言い分だった。

 ここで何かアイデアなり言えればよかったのだが、まだまだ若輩の依頼人は具体的な案が出せず、そのため知識とアイデアを求め王都に来たらしい。


「でも他人の力で得た資格で合格してお店出来るもんです?」

「依頼は他力本願ではなく手段の一種と言って欲しいですね。……とは言えもう後が無いのでなり振り構っていられないのは事実ですが」


 一応彼はここに来る前に商業ギルドの試験を二度受けて二度落ちているらしい。

 後が無いと言うことは三度目で受験資格が無くなると言うことだろうか。


「でも実際おかしいと思うんですよ。これでも商売については知識もあるし地元で実績もあります。しかし吹っかけられた試験は常識外れの無理難題。これは僕が田舎者だから、余所者だからシマを荒らされたくない陰謀かもしれないじゃないですか!」

「は、はぁ……」


 一応ギルドは国営の公的機関のはずだが、そんなことするだろうか。

 確か王都で商売するためには商業ギルド在籍者でなければいけないらしい。あの女将さんらも大枠で言えば商業ギルドのメンバーである。


「そこであなた方には何か裏が無いか調べて欲しいんですよ。もしかしたらそれを見破ることが合格なのかも、とすら今思ってますし」


 商業ギルドがスパイごっこの真似事を試験内容にするかなぁ?

 感じ的にはお金儲けの何かを試験にしそうなんだが。


「……ちなみになんで俺たちなんです? 正直腕のいい人もっといそうなんですが」

「ぶっちゃけますと依頼金安いからです」


 ガン!と思わず机に頭をぶつける。

 確かに低ランクだから安いのは本当なのだが、できればもう少しオブラートに包んで欲しい。


「まぁそれも本当ですが、依頼内容がランク低めに設定されたんですよ。基本危険無い話ですから仕方ないと言えば仕方ないんですが……。で、この手の依頼ならあなたが良いと教えてもらいまして。『ご家庭の草むしりから買い物まで雑用ならこいつだ!』と」


 言った相手に心当たりが多すぎて誰だかわからない。まぁ探す気もないが。

 実際受けるようになった通常依頼では他の人がしそうに無い雑用依頼を数多くやっている。

 だって安全だし、不人気だからものすごく余ってたし。


「ともかくこんなの受けてくれそうなのあなた達ぐらいしかいないんです! お願いします!!」



 ◇



 結局依頼は条件を変更した上で受けることにした。

 やっぱり試験は自分の力で受かるべきと言うのが自分とコロナの共通意見だったため、依頼内容は『商業ギルド試験に不備が無いか調査する』とした。


「ヤマル、これどうやったら依頼達成になるのかな」

「要するに『受かる方法がある』、もしくは『絶対に受からない』ってことをどちらか証明すればいいわけだ」

「ん~……つまり?」

「一番手っ取り早いのが俺らがその試験受けて受かることかな。そうすれば『受かる方法がある』って証明されるし試験に不備が無いってことになるからね」

「じゃぁまずは試験内容聞きに行こうよ。知らないと何にも分からないし、カイナさん教えてくれなかったし」


 と言うわけで商業ギルドにやってきた。

 冒険者ギルドや傭兵ギルドと違い、出入りする人間はありていに言えば普通だ。もっと大店主のような恰幅のいい人が多いと思ってたがそうでもないらしい。

 中に入ると更に人数が増え活気付いていた。冒険者ギルドと違うのは受付カウンターの多さだろう。

 ひっきりなしで人が出入りしているためか、今まで見てきたギルドの中では最多である。


「いらっしゃいませ、どこかの使いの方ですか?」


 空いてるカウンターに行き職員に話しかけると使いの人と勘違いされた。

 まぁ自分もコロナもどうみても『商人』って感じではないから仕方ないかもしれない。


「いえ、今日はギルドの試験についてお話を伺いたいと思いまして」

「試験ですね。では係りの者をお呼びしますので少々お待ちください」


 てっきり断わられると思ったがそんなことはなかったようだ。

 程なくして試験官と思しき職員がやってきて、別室へと案内された。


「どうぞお座りください。当ギルドの試験担当員のテトスです」

「あ、どうも」


 彼と向き合うようにテーブルを挟んで椅子に腰掛ける。隣では背もたれに尻尾が引っかかるのか、コロナが椅子を九十度回して座っていた。


「試験の内容と言うお話でしたが、まず当ギルドについてお話しておきます。当商業ギルドは所謂商売におけるとりまとめを多岐に渡って行っております。基本的な売買は元より、飲食業、宿泊業などもですね。鍛冶ギルドや魔術師ギルド等とも販売のほうで提携をさせていただいてます」

「結構手広くやっているんですね」

「それはもう。ですので我々のギルドに入るためには誰でも良いと言うわけではなく、その為の試験を行っているわけです」


 まぁ人が多いここでは誰も彼もがいきなり商売を始めたら諍いが絶えなくなるのは目に見えている。

 取りまとめるためにも試験導入しての人員把握、及び足きりは仕方の無い処置なのだろう。


「特にここ王都は人王国の中心でもあります。そのため様々なことを把握するためにも、商売人の方には我がギルドに入っていただくことになっています」

「ちなみに入るとやっぱり売り上げの献上とかそういったものがあったりするんですか?」

「結構勘違いされる方が多いですが、当ギルドではそのようなことは致しません。もっとも犯罪まがいのことをしたり罰せられるようなことを行うと当然その限りではありませんが。ですので当ギルドカードは商売のための許可証みたいな扱いと思っていただければ構いません。実際店主のご子息の方も店舗を任されるまでは不要ですが、それまでに取りに来る方も多数いらっしゃいますからね」


 なるほど……。特に取ることによるデメリットは存在しないようだ。

 会費のような形で月々いくらとかだったら別の手を考えなければならなかっただけにほっと胸を撫で下ろす。


「さて、では試験についてですがその前に二つだけお約束ください。『試験の内容は漏らさないこと』、『試験の合格方法を教えないこと』です。当たり前のことですがお約束いただけましたらこちらの誓約書にサインを一筆お願いします」

「えーと、私も?」

「もし付き添いでしたら一度退出していただくのがよろしいかと。聞いてしまったら必ず書いていただく規則になっておりますので」

「……これ書くのはいいんですけど約束破った場合どうやって見分けるんですか?」

「はっは、商人の横のつながりを甘く見ない方がいいですよ。この手の情報はあっという間に広がりますのでもちろん剥奪、店を構えてたら営業停止も視野に入りますね。何せ商売人としては『信用』は何より大事なものですから」

「あー、確かに情報共有は特に大事にしてそうですもんね」


 納得したところで誓約書に名前を記入する。どちらにしろ試験内容聞かないと依頼は達成出来ないし。

 そしてコロナにも記入してもらった。彼女の知識や自分と違う視点での意見は大事と思ったからだ。


「フルカド=ヤマルさんとコロナ=マードッグさんですね。では試験内容をお伝えします、一度しか言いませんのでお聞き逃し無き様お願いします」

「あ、ちょっと待ってください。……これを、よし。すいません、お待たせしました」

「そちらはなんですかな?」

「自分用のちょっとした道具ですよ。気にしないでください」


 バッグからスマホを取り出し、動画撮影モードで録音を開始する。

 試験内容がどれだけ長くなるか分からないので、一字一句聞き漏らさないようにするためだ。


「試験内容は至って簡単です。ギルドの方から受験者の方には一人金貨五枚を与えます。制限期間一日以内に金貨十枚にしてこちらに持ってきてください」

「じゅっ!? え、ちょっと多くないですか?!」

「お嬢さん、ここは金銭取引が一番多い商業ギルドですよ。それぐらいやってのける人材でなければ我々としても受け入れるわけにはいきません」

「でも金貨十枚ってかなりの大金だよ。ヤマル、どうしよう……?」


 金貨十枚か、現実的に考えるなら自分はさておきコロナならまだ稼ぐ手段はあるだろう。

 ただし一日と言う時間制約が無ければだ。確かにカイナの言うとおり普通に考えたら無理難題もいいところなのはすぐに分かる。


「すいません、他に細かい決まりごととかあります?」

「えぇ、まず試験を受けるときに金貨五枚と引き換えに受験者の現金、ならびに金銭的価値の高いものはこちらで預からせてもらいます。もちろんこれらは受験の成否に問わず終わったらすべてお返しします」

「つまり最初から用意したお金とかで上乗せ防止ってことですか」

「あの、私からも質問が。例えば私みたいに他ギルドの仕事でその日のうちに金貨五枚手に入れるのはダメなんでしょうか?」

「もちろんそれはそれで構いませんよ。一日に金貨五枚を稼げる他のギルドの方でしたら、我々にとってもその実力ある方を迎えるのはメリットですからね」


 つまりバカ正直に金銭やり取りだけじゃなく自分が取れる手法で増やすのもありと言うことか。

 確かに金貨五枚を一日で稼げる実力を多方面で持ってるなら、そんな人材は商売に関係なくとも欲しい人材であることは間違いない。


「そして今からが注意事項になります。まず試験失敗時、つまり金貨十枚に届かなかったときはこちらの方で預けた金貨分、ならびに届かなかった余剰分は没収させていただきます」

「えーと……持ってるお金全部出すってこと?」

「少し違いますね。例えばヤマルさんが今回試験を受けて金貨八枚で終了したとき、最初に貸した五枚に加え増やした三枚も没収になります。また逆に金貨三枚で終了した際には貸し出した五枚分との差し引きで金貨二枚お支払いいただくことになります」

「えー!! それじゃ試験受かってもギルドぼろ儲けじゃん! ちょっとズルくない!?」

「コロ、ちょっと落ち着いて」


 確かに言いたいことは全部言ってくれたが話が進まないため彼女を宥め落ち着かせる。

 コロナが大人しく引っ込んだタイミングを見計らいテトスが再び説明をし始めた。


「確かにコロナさんの言うとおりこれだけでしたらそう思われますね。ですが試験に合格した場合は、最終金額から金貨五枚分を差し引いたお金は祝い金としてギルドから差し上げるようになっております」

「あ、なぁんだ。ちゃんと合格時には貰えたんだね」


 隣でコロナが職員の言葉に安堵の声を漏らしていたが、実際祝い金と言ってもギルドから何も消費してないため合否問わず商業ギルドの受けるダメージは実質ゼロである。

 多分これを言ったらまたコロナが文句言い始めそうなのでとりあえずは最後まで話を聞くことにした。


「また金銭のやり取りは当ギルド員が運営する店に限らせていただきます。と言っても普通に出してる店舗は全て商業ギルド員の店ですのでよっぽどのことが無い限り大丈夫ですが……。たまにいるんですよね、無許可の高利貸しに手を出す人が。先ほども言いましたが商売人は『信用』が大事ですので、そちらには手を出さないでくださいね」

「あの、普通にギルド員の人のお店で借りるのはいいんですか?」

「えぇ、それは構いませんよ。ただ金品全部預けた状態で無担保で貸してくれるお店がありますかね」

「あー……」


 そんな店ないよね、とがっくり項垂れるコロナ。彼女なりに良い手と思っていたのか、あっさり案が下げられたことに肩を落としている。


「ご質問は後でも受け付けますが、説明は以上となります。試験次第で借金を背負う可能性がありますので、ここで断わっていただいても構いませんし後日受けても構いません。その辺りの判断はお任せします」



 ◇



 一旦試験官と別れ、コロナと二人してホールの待合用の椅子に腰をかける。


「うーん、どうしたら試験クリア出来るんだろ。ねー、ポチちゃん?」

「わぅ」


 膝の上にポチを置き、その耳を触りながら悩むコロナ。

 ワン on ワン……とその様子を横に見つつ、試験内容の録音を再度聞きながら考える。


(要するに金貨十枚を用意すれば良いってことなんだよな。どうにかして元手と同じ額を増やす……って考えるのが普通なんだけど……)


 多分これは違うだろう。

 もちろんこんな無理難題を正攻法で突破する商才に溢れた人も中にはいるだろうが、もしそうならこの王都の商人は全員その才覚持ちとなってしまう。

 コロナも言ってたが別の手段で稼ぐのも手だが、これはこれで別種の才覚が必要なので違う。

 つまりこの試験に不正を用いないクリア手段が存在するなら、どこか抜け穴みたいなものがあるはずだ。


(大店主の息子なら……)


 金品一式預けられても、父親の店から借り入れるなんて手も出来るかもしれない。

 一応コネ持ちってことで商業ギルドとしては繋がりを欲しがるだろうが、家柄って選別がそもそもあるから参考にならない。


(そもそも俺達を断わらなかったのはなんでだ……?)


 自分もコロナも見た目からして商人からは程遠い。着てるものもそうだが、コロナなんかいつも剣を携えてるため余計にそう見えるはずだ。

 商売で一攫千金って見えたなら分からなくもないけど、それならそもそも大きな借金の可能性がある試験をギルド側から受けさせないってことだって出来るはずだ。


(つまり合格の方法がちゃんとある、と見るべきなんだろうけど……)


 要肝心のその合格方法をどう見つけるべきか。

 カイナに『こりゃ無理ですわ』と言うだけなら楽だが、それが試験に不備がある証明にはならない。

 それに試験を受けて失敗したときのダメージは自分らだってかなりでかい。

 多分カイナの後が無いというのも、二度の失敗で懐事情の体力がもうないからだろう。

 受けるにしても確実にしなければ翌日には借金まみれに……。


「ヤマル、ヤマル。見て見て、これで聴力二倍!」


 もはや考えることを止めたのか、コロナが頭の上にポチを乗せていた。

 コロナの犬耳の間にポチが乗っかり、犬耳四つによる倍々方式と言いたいのだろうか。

 大体そんな他から耳持ってきても別に聴力が二倍になるわけじゃ……。


「あ、それだ!」

「?」



 ◇



「と言うわけで試験に不備はありませんでした。これがその証拠の商業ギルドのギルドカードです」

「マジですか……」

「マジです」


 あの後テトスさんを再度呼び試験を行い無事合格した。

 その証拠にギルドカードを発行してもらい、現在冒険者ギルドにてカイナにそれを見せている。


「まだ依頼して半日も経ってないですよ……。どうやって……」

「言うわけないでしょ、ダメってギルド側からも言われてますし、それでばれたら受かってもカード剥奪になりますよ?」

「うぐ……分かりました。確かに試験に不備は無いことは証明されたようですし、依頼は成功とさせていただきます。少なくとも自分はまだ何か見えてないという事がはっきりしたのは大きいです。今回はありがとうございました」


 少なくとも今朝方のような迷った様子は拭いきれたようだ。どこかすっきりした表情でカイナは依頼書にサインをし冒険者ギルドから去っていった。

 これからまだ頭を悩ませるだろうが関わった以上彼にはぜひとも合格してもらいたいと思う。もしお店でも開いたら行ってみるのもいいかもしれない。


「でもあんな方法でクリアして良かったのかなぁ」

「まぁ商業ギルドが何も言わないってことは多分大丈夫なんでしょ。それよりコロナの商業ギルドカードもらえなかったんだけど……」

「それはいいよ。私じゃ多分商売に向いてないと思うし」


 試験の攻略方法は気づいたらとても簡単だった。ヒントはコロナとポチのワンコタワー。

 コロナがポチを乗せることで耳が四つで倍になったのでピンと来たのだ。

 ただ今回思いついた方法ではどちらか片方しか合格できないため、事前に相談し自分が合格する役になった。


「カイナさん、気づくかなぁ」

「まぁ不正あるかもなんて精神的に追い詰められてたからなぁ。方法がちゃんとあるって分かっただけでも大分楽になるんじゃないかな。今のままじゃ無理って分かればいいんだけど……」


 クリア方法の手順はこうだ。

 まず自分とコロナの二人で試験を受け、それぞれ金品を預け金貨五枚を受け取る。

 そしてコロナの金貨五枚を自分に譲渡してもらいそのまま合格し、コロナもここでリタイアしてもらう。

 後は自分が祝い金としての差分の金貨五枚を受け取りそれをコロナに譲渡。失敗で借金が金貨五枚のコロナがそれを支払えば完了だ。

 欠点はこの手を使うと片方しか合格出来ないこと。それと失敗したコロナが合格方法を知ってしまったため、試験内容が変わるまで受講出来ないことだ。

 一生コロナが受講出来ない可能性もあったので、あの後試験内容が数年ごとに変わると聞いて正直ほっとしている。


「それでヤマルは何か商売するの?」

「ん~……しないかな。店舗の家賃とかでもお金かかるし……やっても手に入れたものを出店で売るぐらいかなぁ」


 今回の一番の報酬はこの商業ギルドカードだろう。

 ギルドへの申請は必要だが、例えば薬草等の手に入れたものを直接売ることが出来るようになる。

 中間マージンがない分上手く売れば普段より高い値段で素材が売れるようになるのだ。

 ……まぁ口が上手い人やコネがある人じゃない限り中々そうはいかないだろうから、これからもいつも通り納品にする予定だが。


「まぁ……いつか店やるのも悪くないかもしれないね」


 仲間で出かけて手に入れた素材を皆で売る、なんてのも悪くないかもしれない。


「あ、じゃぁそのときは副店長やるよ!」

「部下一人の可能性あるから小間使いかもしれないぞ?」


 最終的に日本に帰るつもりのため店を構えるなんてことは無いと思う。

 だがもしそれが適わない時は……。


「?」

「……ありだな」


 とりあえず目の前の犬耳娘にメイド服着せて接客させるのも悪くないと思った。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます