前を向きながら生き抜くことの力強さ、希望、そして温かさ

前/後編と大きく分けられた本作は、主人公も母→娘と、二世代に渡って引き継がれていきます。

柔らかい文体で綴られながら、その主人公たちの生き様、取り巻く環境は、決して一般的で穏やかなものではありません。その中でも常に前を向きながら力強く日々を生き抜く、希望とともにどこか心温まる「純文学」と言える作品です。

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